ラーメンと言えばデブ製造機。
食べれば食べるほど体重が増える魔法の料理。
そして、魔改造された日本のラーメンは、油多め、味濃い目、小麦粉盛りだくさんと、
食べすぎると生活習慣病まっしぐらの魅惑的な料理でございます。
ぺちおも以前は、
「まさか、汁を飲み切る気か!?」
「え?そんなにトッピングをつけるの!?」
「おいおいおい、そんなに調味料を入れたら味が損なわれるよ・・・」
「大盛り頼んだのに替え玉とか、どんだけ食べるんだよ・・・」
「高菜入れ過ぎ!(断言」
と言うような、辛辣ツッコミを受ける位にラーメンを堪能してきましたが、
年齢を重ねたおかげで、少しはまともにラーメンを楽しむようになりました。
という事で、2017年7月の台北滞在時、台北雙連駅近くで台湾人の方にも評判と噂される、
とあるラーメン屋で日本の家系ラーメンを食べてまいりました。
そこで疑問なのが、日本人観光客が台北でなぜわざわざ、日本のラーメンを食べるんですか?という話。
それは、台湾の方たちに、日本のラーメンがどのような評価をいただいているのか!という事をレポートするためですよ!(嘘
実はこちらのお店、2015年12月~2016年1月の台湾旅行時に来たことがありまして、
食べに来るのは今回で3回目(4回目かもしれぬ)。
以前に宿泊したホテルから徒歩2分程度の距離にあるという事もあって、ちょっとした(?)食事をするときに非常に重宝させていただきました。
また、雙連駅から徒歩で向かっても苦にならない距離にあるので、日本の濃い味が恋しくなった時にも、便利な存在だったりします。
橫濱家系拉麵(濃厚豚骨ラーメン) 特濃屋 住所:台北市中山區中山北路2段77巷22號1樓
この日は、台南から台北への移動日。朝の8時28分に台南駅を出発する普悠嗎に乗車するため、台南駅ホームで列車待ち。
反対側のホームで車両故障が発生した影響か、莒光號の機関車と客車の連結部分に、職員の人たちが確認の為に群がっていました。
台北駅に予定より若干の遅れて到着。台北駅前で、インドネシア系住民の方たちの集会らしきものが開催されていて、ここは本当に台湾なのか?と目を疑いました。
途中経過は省略させていただくとして、ホテルへのチェックイン手続きも完了、駅界隈をうろちょろしながら買い物などを楽しんでいると、すでに夕方の21時。
良い子であればお分かりになるであろう、夜ご飯の時間です。
台北に到着してからも飛び回っていたぺちコンビ。
台北の、暑いし、湿気でもわっとするし、風がほどんど感じられないしと、
熱中症まっしぐらの陽気の中で飛び回った影響で、疲れMAX。
そうなると、遠出をしての食事は、次の日以降の観光に差し支えが出るので避けたいところ。
というわけでやってきました。橫濱家系拉麵(濃厚豚骨ラーメン)。
しかし、以前と比べてお客さんが増えましたなあ・・・。
この日も、お店の前は入店待ちのお客さんが沢山、入店するのに15分くらい待ちました。
テーブル席はすべて埋まっていたので、カウンター席に着席。
お店で食べるラーメンは、日本にあるラーメン屋さんでお馴染み、味の個さ、油の量、麺の固さを選ぶことが出来るシステム。まあでも、調子に乗って濃い目、油多めを食べると翌日に響くので、お気を付けくださいませ。
なお、平日のランチタイム(11:00~15:00)にラーメンを注文した場合、
大盛が無料になったりする様子。
ここら辺のシステムも日本のご飯屋さんっぽいですなぁ。
おつまみセットなんてものも注文することが出来るようになった様子。
なるほど、これとビールというのもアリですな。
ちょい飲みもできるとは、なかなか考えられております。
圧力鍋、巨大海苔の力強い文字が書かれている看板と暖簾が掲げられていて、ここが台湾であることを忘れてしまうかのような状態。カタカナあるしね!
うむ、どう見ても日本のラーメン屋さんであります・・・。
写真を見て、台湾で食べている!と判断できる人は、そう多くないでしょうな・・・。
カウンター席に座る人は、食べてすぐにお店を出る人も多い様子で、店内のカウンターはぺちおとぺちこだけ。とは言いつつも、しばらくたつとカウンター席も埋まっておりました。
カウンター席、テーブル席には、このように大容量の水が用意されておりますので、喉が渇いているのであれば、勝手に飲むよろし。
さて、店内を伺っているばかりでは、お腹が膨れることはありません。
メニューを見ながら、どれを注文するか迷うことにしましょう。
う~む。どれも美味しそう。大盛は20元を追加することで可能な様子。
メニューを開くと、以前と比べてお値段が高くなっていることを確認。
原材料を日本から輸入しているのであれば、円安の影響でしょう。
しかし、トッピング全部盛りとはいえ、320元はかなりの高額商品ですよ・・・!
暑い時期にぴったりの麺料理も頼めるようになっておりました。
冷や麺とのこと。あっさりと食べたいのであれば、ラーメンよりこっちの方がいいかもね。
注文が終わったと、店内を再度眺めていると店長さんがお食事中。
食べているのは、大盛ご飯にラーメンと揚げ物という、デブまっしぐらの黄金パターン飯。
一日中立っていなければならない立ち仕事なので、ついつい食べてしまうんでしょうなあ。
そしてぺちおが頼んだのは、こちらの味玉豚骨醤油ラーメン。220元なり。
220元なら、近隣の飲食店で食べることが出来る牛肉麺の価格と大差ありませんからね。
ぺちこに内緒で溜めたへそくりを放出する必要はあったけどね!
こちらは、ぺちこが注文した冷麺RED。辛味噌の塊が麺の上にドーン!!
値段はなんと、ぺちおの頼んだラーメンを50元も超える270元なり。
では、実食開始です!
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うむうむ。これだこれ。
日本で食べているのと変わらないラーメン。
冷たいしこしこの麺を噛みしめると感じられる小麦粉の風味が堪りませんなぁ!
辛味噌の風味もなかなかなの物。
麺と絡めて食べるとコクのある味噌の風味、旨味が脳幹直撃。
また、味噌の辛みもちょうど良く、辛すぎず甘すぎずと絶妙なバランス。
具材のトマト、青菜もいい仕事をしていて、濃い味付けの麺を食べた後に食べると、
口の中があっさりして、満足感高し。
そしてスープが無いという事で、思った以上にあっさりとした食べ口。
なかなかええですよ、これは!
外は暑いけど、麺をガッツリ食べたいと思う人なら、納得の一品ですなあ。
お次は、
ぺちおの頼んだ味玉豚骨醤油ラーメン。
(๑´◇`๑)ŧ‹”ŧ‹”ŧ‹”ŧ‹”
そう、これが食べたかった・・・。
豚骨の旨味を存分に吸い込んだ、
油多めながらも油っぽさを感じさせない完成度の高いスープ。
そしてしこしこの麺。旨味ですなあ・・・。
トロトロに煮込まれた豚肉も食べごたえあり。
口の中に入れると、とろける様な柔らかさの豚肉にうっとり。
なんか知らんけど、
日本で食べる家系ラーメンより美味しく感じる!
台湾マジックか!?
しかし、相変わらずいい仕事してますなあ!(偉そう
半熟に茹でられた煮卵も良いアクセント。
濃い目の味付けの中に潜む、オアシスと言っていいでしょう。
そうそう、またこの海苔が美味しいんですよね。ぺちおも最近大好きになりました。
ぱりぱりの状態でいただくのも良いのですが、スープを含ませて食べる海苔は、また違った味わいで旨味。豚骨ラーメンを際立させる名脇役です。
ご馳走様でした!!
相変わらずの美味しさ。そして満足度。
お値段は少々高めですが、安心して食べることが出来ました。
また、濃い味、濃い目の油、固めの太麺を提供している日系ラーメン屋は、
台北市内でも少ないので、太麺をガッツリかきこみたい欲求を満たしてくれます。
遠く台湾の地で日本の味に飢えた人にぴったりだと思いますよ!
もし、台北で日本のラーメンが恋しくなったら、
橫濱家系拉麵(濃厚豚骨ラーメン) 特濃屋のラーメン、いいと思いますよ~。
機会があったら挑戦してみてくださいね。
なお、以前に来店してから1年以上たっているのに、店員さんに顔を覚えられていました・・・。そんなに特徴的な顔してますかね!?
それでは!
コメント
以前私もこちらのラーメンが日本基準の基本に忠実に丁寧に仕上げられていてすごく好きだったので何度も通っていましたが、昨年年末に久しぶりに訪れた時は味が変わってしまった様に思いました(台湾流にスープが甘くなった感じがしました。)。私が訪れた日は店員も以前いたオーナーの日本人がおらず、全て台湾人。訪れていた客層も以前とは違いほとんどが台湾人…。台湾人にはたぶん甘めのスープの方が馴染んでいるのかもしれません。大好きだったお店なので非常に残念です。【台湾在住20年の日本人】
山本さま
わわわ!台湾の大先輩からのコメント!嬉しい(*´Θ`*)♪
昨年7月以来なかなか訪台できず、ソワソワしているぺちコンビでございます。
特濃屋さんの情報をありがとうございます。
あの濃くてしょっぱいスープがなかなかよくて、ホッとする味でもありました。
味が変わってるですって?!それは確認しに行かねば!ですね。
特濃屋さんにいったい何があったのでしょう…。
オーナーさん頑張りすぎて体調でも崩してしまったのかしら…。ちょっと心配。
かわいらしい台湾人の奥様が接客をされていて、
私たちが久しぶりに訪れた時覚えてくれていた(!)のがとても嬉しかったのを思い出しました。
次回訪台時、私たちも確認してみますネ。
情報ありがとうございました♪