勝興老街にある勝興站站長宿舎にお邪魔してみた
では、宿舎にお邪魔することにしましょう・・・。なお、勝興站站長宿舎は字面そのままに、勝興駅の駅長が使用していた宿舎です。
1918年に建てられた勝興站站長宿舎は、1998年に舊山線が運行を停止した後に使用が停止されました。しかし、1999年に苗栗縣政府が「縣定古蹟」として指定。さらに、2011年に人の立ち入りなどによって少なからず存在していた損傷などを修復し、現在は一般開放されるようになったそうです。
靴を脱いで勝興站站長宿舎に上がると思ったのは、何とも言えない安心感。
日本家屋の古民家は、実際に住んでみると隙間風が吹いて寒いし、手入れが大変だったりと、色々と不便な部分が目立つのですが、不思議と気持ちが落ち着きます。
また、入り口すぐ近くにある電灯用のスイッチや、引き戸タイプの玄関扉など、現在日本で一般的に販売されている一軒家ではなかなか見ることができないレトロな作りが特徴です。
宿舎には庭があって、宿舎よりも庭の方が広いのではないかと思うくらいに広々としています。また、水際を模したような縁石や千鳥打ちで配置された飛び石は、これが日本庭園であることを強く感じさせてくれます。
なお、庭側の戸を開いた所に縁台があったので座ってみたところ、子供の頃に縁台に座って花火をしたり、スイカを食べたりしたことを思い出しました。懐かしい・・・。
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