この記事は、まとめても誰も得しないシリーズです。例によって長文のため、興味が無い場合はそっ閉じお勧めです(激重については、地図を別記事にしましたので改善してるはず・・・)
前回の記事で、台北市内からバスを利用して金山へ直行できるみたいな記事を書きましたが、金山だけじゃ物足りない!と考える欲張りな方が多いかと思います。
というわけでこの記事で、周辺の観光も楽しみつつ、ぺちおが個人的に一押しの金山に公共交通機関を乗りついでいく方法(行き方)をまとめてみました。
今回の記事は金山に直行せず、鉄道(台灣鐵路(台湾鉄道)と台北捷運(台北MRT))で金山方面に向かうバスに乗ることが出来る駅(淡水、基隆)まで向かい、そこから金山へ向かうバスに乗り換える方法をまとめています。
台北市内から淡水・基隆への移動手段について
正直な所、各種交通機関が充実しているため考慮することがほとんどありません。
淡水へは台北捷運淡水信義線(台北MRT淡水信義線)、基隆へは台灣鐵路(台湾鉄道)で行くことが出来ますし、どちらの路線とも運行本数が非常に多く、夜間時間帯でも安心して利用できます。
台北市内と淡水、基隆間を移動する際にバスをあえて選択するのは、駅から離れた場所に下車したいとか、台湾鉄道の沿線外の駅に行きたいなどの理由がある場合くらいかと(台北、基隆間なら1800(國光客運)を利用して移動するのもアリかな・・・?でも、台鉄の方が安いし、早い・・・。運行本数は同程度だが・・・)
例えば、基隆駅から寧夏夜市に直接向かいたいなどの要望がある場合であれば、國光客運の1802、1803に乗車して成淵高中で降りるとかが考えられます。
他にも、基隆駅から中山駅に行きたいけれども、乗り換えで歩きたくない時に國光客運の1802、1803に乗車して捷運中山站で降りるとか・・・。
MRTで淡水から台北市内に向かった場合は、一部乗換駅を除いて乗り換え時にひたすら歩かされることは少ないので、上記の様なケースは考えにくいところではありますが・・・。
まあ、台北市内以外の場所に直行したいのであればバス一択になってしまいますがね。
上記のような理由(言い訳)があるので、今回の記事では台北市内から淡水、基隆に向かう際にバスを利用することは想定せずに話を進めていきます。
バス路線数が多すぎてまとめるのが嫌になったとか、情けない理由ではないはず。決して!
分からんけど。
最初に、台北駅から淡水駅、基隆駅までの交通費用と所要時間を確認しましょう。
2017年10月時点では、各交通機関ごとの乗車料金、所要時間は以下のようになっています。
台北駅から淡水駅へ向かう場合の交通費用、所要時間
現金で乗車料金を支払った場合50元
您遊卡で乗車料金を支払った場合40元
所要時間は約37分
*淡水信義線利用の場合
なお、台北捷運(台北MRT)の
時刻表、運賃等の詳しい情報を知りたい方は、以下サイトをご覧ください。
台北駅から基隆駅へ向かう場合の交通費用、所要時間
現金で乗車料金を支払った場合41元
您遊卡で乗車料金を支払った場合37元
所要時間は約44分~約51分
*台湾鉄道の區間車(区間車)利用の場合
*2017年10月現在、70㎞以内の区間を您遊卡で支払った場合は10%割引になりますが、今後割引制度が無くなる可能性があります。
なお、台灣鐵路(台湾鉄道)(台北MRT)の
時刻表、運賃等の詳しい情報を知りたい方は、以下サイトをご覧ください。
Taiwan Railways Administration.MOTC
金山に向かうためだけであれば、淡水駅、基隆駅のどちらを経由しても所要時間、乗車料金に大差は無いように見えます。あとは好みの問題ですね!
では、淡水駅、基隆駅から金山方面に向かうバス路線を確認してまいります。
淡水・基隆から金山金包里老街(金山老街)へバスを利用して行くことは出来るのか?
問題なく可能です。淡水駅、基隆駅の両駅から金山へ向かうバスが運行しています。
なお、しっかりと調べてみると、淡水方面、基隆方面から金山方面に向かうバスは、790(基隆汽車客運)、862(基隆汽車客運)、862(台灣好行)、863(淡水客運)の4路線のみ。あれ、案外少ない・・・。
上記3路線のうち、862(台灣好行)、862(基隆汽車客運)、863(淡水客運)が淡水駅近くの停留所を発着し、790(基隆汽車客運)、862(基隆汽車客運)の2路線が基隆駅近くの停留所を発着します。
金山の各停留所に停車する路線は結構多いのですが、金山周辺の地域だけで運行が完結する路線も多く、淡水駅➡金山、基隆駅➡金山を運行する公車系統は合計たったの4路線。淡水駅と基隆駅の両駅を結ぶ路線に至ってはたった1路線と、これは意外でした(まとめるのが楽になるわ~とか思っていたらそうでもなかったのは秘密)
では、各路線ごとの時刻表、路線図は、路線バス各社のページを直接ご参照いただくことにして、淡水駅、基隆駅近くのバス停留所を発着するバスの説明をしていきます。
なお、例によってバスを利用する際の注意事項を記載しておこうかと思いましたが、長ったらしい上に目に優しくないので省略します。
でも、運行距離が長い路線バスに乗車する時は、您遊卡等の電子カードを使って乗車する場合に「ピッ」を乗車時、降車時ともにするのだけは忘れないでくださいね!
淡水駅・基隆駅付近を発着するバスの詳細
まず、淡水駅から金山へ向かう路線の一つ、862(台灣好行)の詳細を解説していきます。
862(台灣好行)の運行経路・乗車時の注意
862(台灣好行)は、
淡水駅近くの停留所、捷運淡水站から、女王頭で有名な野柳地質公園最寄りの停留所の野柳地質公園、金山を経由して龜吼漁港に到達するバス。時期によって運行本数が変化し、海水浴が出来る夏季(5月~10月)は運行本数が多く、冬季(11月~4月)期間は運行本数が少なくなってるのが特徴的です。鄧麗君(テレサテン)のお墓がある墓地に近い停留所の筠園にも停車します。
なお路線番号862のバスは2種類ありますが、捷運淡水站、龜吼漁港間を運行するバスは、台灣好行がサービスしている皇冠北海岸線という路線です。運行しているバスの車体がマイクロバスなので、一目でわかるかと思われます。
また淡水駅から862(台灣好行)に乗る場合は、駅構内にある案内などを確認して乗り場を確認しておくと確実です。
他にも特徴的なのが、一日乗車券(購入日の乗車回数は制限なしで160元)を乗車時に購入することが出来ること。上手く活用できることで、淡水から基隆に至るまでの場所にある観光名所をお安く回ることが可能になっています。
このバスが停車する金山老街最寄りの停留所は、金山(金山老街)の1停留所です。
862(台灣好行)の乗車料金・所要時間
捷運淡水站、龜吼漁港間を運行するバスの場合、
淡水方面へ向かう最終バスが金山(金山老街)を出発する時間は、
夏季(5月~10月)期間の平日、土日休日ともに17:00以降、
冬季(11月~4月)期間の平日、土日休日ともに16:00以降。
金山の手前にある停留所(野柳地質公園)からの乗客が多く乗車していることが考えられることから、このバスで着席して淡水に戻りたいのであれば、金山から徒歩10分程度歩いたところにある停留所、金山遊客中心(獅頭山公園)から乗車すると着席できる確率が上がるかもしれません(その分乗車料金が高くなるが・・・)
乗車料金は、一卡通、您遊卡で乗車料金の支払いが可能ですが、この路線バスを中心に観光地を回る場合は、一日乗車券(160元)を購入しておくとお得かと。なお一卡通、您遊卡で乗車料金を支払う場合に割引がされるかどうかは不明。
さて乗車料金ですが、
段票收費方式(所定の停留所を境に乗車料金が段階的に上がる)、依里程収費(距離制)方式は計算が面倒なので、間違っているかもしれません。下記の内容は参考程度にしておいてくださいませ!
乗車料金は、捷運淡水站から金山(金山老街)までの場合、
現金で60元~75元
所要時間は、捷運淡水站から金山(金山老街)までの場合、
約1時間20分~約1時間30分くらいです。
*台灣好行(862)のバス時刻表、路線図はこちらをご覧ください。
路線図、時刻表、切符代金詳細は、下記リンク先のページ内にある、「862 龜吼漁港 – 淡水 皇冠北海岸線」の右に表示されている項目(路線圖、時刻表、票價表)のリンクを辿ると確認できます。
また、台灣好行の皇冠北海岸ラインのページでも、路線図、時刻表、切符代金詳細を確認することが出来ます。
台灣好行旅遊服務網站
この記事で紹介している停留所の参考地図については、
台灣好行(862)に乗車できる停留所の地図をまとめた記事をご参照ください。
次は淡水駅近くのバス停留所を発着するバスの中で、862(台灣好行)と同じ路線番号で紛らわしい862(基隆汽車客運)の詳細を解説していきます
862(基隆汽車客運)の運行経路・乗車時の注意
862(基隆汽車客運)は、
淡水駅近くの停留所、捷運淡水站から、女王頭で有名な野柳地質公園近くの停留所の野柳を経由して基隆駅近くの停留場、基隆車站に到達するバスです。
野柳は、基隆車站と金山の間にあるため、淡水方面から乗車した場合は野柳は経由しません。
また捷運淡水站、基隆車站間を運行するバスは、使用されているバスの車体が一般的な公用バスと同等のものなので、皇冠北海岸線と区別がつきます。
このバスが停車する金山老街最寄りの停留所は、金山區公所、金山(金山老街)、金山郵局の3停留所。金山老街に向かう場合はどちらの停留所で降りても大丈夫です。
862(基隆汽車客運)の乗車料金・所要時間
基隆方面へ向かう最終バスが金山の各停留所を出発する時間は、
平日、土日休日ともに20:30以降、
淡水方面へ向かう最終バスが金山の各停留所を出発する時間は、
平日、土日休日ともに20:00以降と考えておけばよいかと思います。
乗車料金は、一卡通、您遊卡で乗車料金の支払いが可能ですが、一卡通、您遊卡で乗車料金を支払う場合に割引がされるかどうかは不明です。
さて乗車料金ですが、
段票收費方式(所定の停留所を境に乗車料金が段階的に上がる)、依里程収費(距離制)方式は計算が面倒なので、間違っているかもしれません。下記の内容は参考程度にしておいてくださいませ!
乗車料金は、捷運淡水站から金山區公所までの場合、
現金で70元~75元
所要時間は、捷運淡水站から金山區公所、金山站(金山郵局)までの場合、
約1時間40分~約1時間50分くらいです。
乗車料金は、基隆車站から金山郵局までの場合、
現金で45元~50元
所要時間は、基隆車站から金山區公所、金山(金山老街)、金山郵局まで場合、
約40分~約1時間くらいです。
*基隆汽車客運(862)のバス時刻表、路線図はこちらをご覧ください。
路線図、時刻表、切符代金詳細は、下記リンク先のページ内にある、「862 基隆 – 淡水」の右に表示されている項目(路線圖、時刻表、票價表)のリンクを辿ると確認できます。
この記事で紹介している停留所の参考地図については、
基隆汽車客運(862)に乗車できる停留所の地図をまとめた記事をご参照ください。
次は淡水駅近くのバス停留所を発着するバス、863(淡水客運)の詳細を解説していきます。
863(淡水客運)の運行経路・乗車時の注意
863(淡水車客運)は、
淡水駅近くの停留所、捷運淡水站から金山の各停留所を結ぶバスです。
このバスが停車する金山老街最寄りの停留所は、金山區公所、金山(金山老街)、金山郵局の3停留所。淡水から金山老街に向かうバスは、金山が終着停留所になっているため、金山郵局以降の停留所には停車しません。
863(淡水客運)の乗車料金・所要時間
淡水方面へ向かう最終バスが金山の各停留所を出発する時間は、
平日、土日休日ともに21:05以降と、かなり遅い時間まで運行しています。
乗車料金は、一卡通、您遊卡で乗車料金の支払いが可能ですが、一卡通、您遊卡で乗車料金を支払う場合に割引がされるかどうかは不明です。
さて乗車料金ですが、
段票收費方式(所定の停留所を境に乗車料金が段階的に上がる)、依里程収費(距離制)方式は計算が面倒なので、間違っているかもしれません。下記の内容は参考程度にしておいてくださいませ!
乗車料金は、捷運淡水站から金山區公所までの場合、
現金で65元~70元
所要時間は、捷運淡水站から金山區公所、金山(金山老街)、金山郵局までの場合、
約1時間40分~約1時間50分くらいです。
*淡水客運(863)のバス時刻表、路線図はこちらをご覧ください。
路線図、時刻表、切符代金詳細は、下記リンク先のページ内にある、路線編號查詢にある淡水を辿っていただき、公車路線資訊の表内にある「9 淡水 863 淡水站 淡水-金山」の靜態地圖をクリックすると確認できます。
この記事で紹介している停留所の参考地図については、
基隆汽車客運(863)に乗車できる停留所の地図をまとめた記事をご参照ください。
最後に基隆駅近くのバス停留所を発着するバス、790(基隆汽車客運)の詳細を解説していきます。
790(基隆汽車客運)の運行経路・乗車時の注意
790(基隆汽車客運)は、
基隆駅近くの停留所、基隆火車站から、女王頭で有名な野柳地質公園最寄りの停留所の野柳地質公園を経由して金山(南勢)に到達するバスです。
なお金山から基隆車站へ向かうバスは、野柳地質公園を経由しません。
このバスが停車する金山老街最寄りの停留所は、金山區公所、金山、金山郵局の3停留所。金山老街に向かう場合はどちらの停留所で降りても大丈夫です。
790(基隆汽車客運)の乗車料金・所要時間
基隆方面へ向かう最終バスが金山の各停留所を出発する時間は、
平日、土日休日ともに22:00以降と、かなり遅い時間まで運行しています。
乗車料金は、一卡通、您遊卡で乗車料金の支払いが可能ですが、一卡通、您遊卡で乗車料金を支払う場合に割引がされるかどうかは不明です。
さて乗車料金ですが、
段票收費方式(所定の停留所を境に乗車料金が段階的に上がる)、依里程収費(距離制)方式は計算が面倒なので、間違っているかもしれません。下記の内容は参考程度にしておいてくださいませ!
乗車料金は、基隆火車站から金山區公所までの場合、
現金で55元
所要時間は、基隆火車站から金山區公所までの場合、
約40分~約1時間くらいです。
*基隆汽車客運(790)のバス時刻表、路線図はこちらをご覧ください。
路線図、時刻表、切符代金詳細は、下記リンク先のページ内にある、「790 基隆 – 金山」の右に表示されている項目(路線圖、時刻表、票價表)のリンクを辿ると確認できます。
この記事で紹介している停留所の参考地図については、
基隆汽車客運(790)に乗車できる停留所の地図をまとめた記事をご参照ください。
少々長くなりましたが、
台北市内から金山金包里老街(金山老街)へ公共交通機関(バス)を利用して行く方法まとめ の迂回編はいかがでしたでしょうか。
色々と情報を整理していく中で、金山に至るまでの迂回経路は淡水より基隆の方が楽なんじゃないかと思わせる様な結果になりました。
どこに寄り道したいかにはよりますが、女王頭で有名な野柳地質公園を中心と考えるのであれば、基隆経由の方が交通費も安く所要時間も短めですし、駅弁も電車内で食べられる!(どうでもいい条件ではあるな・・・)
もちろん、基隆➡金山➡淡水。淡水➡金山➡基隆のような、超欲張りプランも無いわけではないので、あとは組み合わせ次第。
こうしてみると迂回経路によって観光の幅が大きく広がることが分かりますね。
まあ、台北市内に戻ることを優先するのであれば、台北市内との直通高速バスが多く運行している基隆の方が気分的には楽なのかもしれない。好みによるところですが・・・。
さて皆様も機会があったら、単一の目的地だけを目標とするだけでなく、迂回時に立ち寄る観光地も考慮した台湾観光、時間に余裕があったらぜひ挑戦してみてくださいませ。
経路を考えるだけでも色々と苦しめる楽しめるかと思います!
それでは!
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