この記事は、まとめても誰も得しないシリーズです。例によって激重長文のため、興味が無い場合はそっ閉じお勧めです(激重については、地図を別記事にしましたので改善してるはず・・・)
2017年7月の台湾旅行時、ぺちコンビが行くことになった金山金包里老街。
これがなかなか良い老街(海風が気持ちいい!歩きやすい!空いている!)だったということもあって、また訪れようとぺちこと話していたりしますが、金山金包里老街に向かった時は行き当たりばったりだったということもあり、淡水経由で行くとしか覚えていません。
再度訪れるにしても利用する公共交通機関を把握していないと、思い付きで公共交通機関を乗り継ぐ羽目になって疲弊することは間違いなし。そして予定を立てるのが難しい。
このままではいかん・・・!
というわけで、ぺちコンビが今後も幾度か訪れるであろう金山金包里老街へ行く方法(行き方)を、台北市内から向かう事を中心として書き出しておきたいと思います。
なお、金山金包里老街(金山老街)へ行く場合に利用できる公共交通機関は、鉄道とタクシー、バスですが、そのうち台北市内から直接向かうことが出来るのは、タクシーとバス。
バスであれば台北駅近くのバスターミナルから発着する國光客運のバスなどを利用して、金山老街へ向かうことが利用できます。
タクシーは、台北市内から乗車すると悲惨な乗車料金を請求されるので、この際考えないようにしましょう・・・。
次に鉄道(台灣鐵路(台湾鉄道)と台北捷運(台北MRT))を利用する場合ですが、どの鉄道に乗車しても金山老街に直接向かうことはできず、所定の駅(淡水、基隆)で下車して金山老街方面へ向かうバスに乗り換える必要があります。
そのため、この記事では鉄道を利用した経路に関しては触れません(別記事でまとめました。寄り道をしたい方は、金山金包里老街(金山老街)へ公共交通機関(バス)を利用して行く方法まとめ -迂回編-をご覧ください)
金山金包里老街(金山老街)について
金山金包里老街って何ですかというと、端的に言うと清の時代に形作られた古い街並みが特徴的な地瓜(さつまいも)で有名な街です。
街自体は、台湾の北、陽明山の右斜め上辺りに所在がありまして、台北から車で2時間程度の距離にあるといったところ。
海に面しているということもあって、のんびりした開放感ある空気が流れている街で、週末には日帰り観光客でいっぱいになる場所だったりします。
周辺には、温泉に入ることが出来る温泉街(金山温泉)や光武坑道(現在は封鎖されている様子)、藻に覆われた岩が一面に広がっていて不思議な光景を見せる神祕海岸(季節限定)もあったりと観光資源が目白押し。そして老街の反対側では、夜市(金山夜市)が開催されていたりします。
また、金山から少し離れた場所には、舊金山海水浴場、神秘海岸、金寶山景観墓園、陽明山、女王頭で有名な野柳地質公園などの有名な観光スポットも多く存在し、台北から日帰りで観光できる場所としてはかなり充実しております。
台北市内に戻る際の経路も複数あるので、地元の交通機関に疎い観光客の方でも比較的安心して観光が出来るように思えます。皆様も興味があったら訪れてみてはいかがでしょうか。
ちなみに金山金包里老街がある新北市の観光については、以下のサイトが詳しかったりしますので、よろしければご参考ください。
台北市内から金山金包里老街(金山老街)へバスを利用して直行することは出来るのか?
では、台北市内から金山に直接向かうバス路線は本当に存在するんか?というとしっかりと存在していまして、953(基隆汽車客運)、1068(基隆汽車客運)、1717(皇家客運)、1815(國光客運)の4路線を利用して台北市内から金山老街へ直接向かうことが可能です。
上記4路線のうち、1717(皇家客運)、1815(國光客運)は、台北駅近隣の停留所を発着し、953(基隆汽車客運)は忠孝新生駅付近の停留所、1068(基隆汽車客運)は台電大樓駅付近の停留所を発着します。
では、各路線ごとの時刻表、路線図は、路線バス各社のページを直接ご参照いただくことにして、台北駅近くのバス停留所を発着するバスの説明をしていきます。
なお、ここで説明していく内容は、金山金包里老街(金山老街)の観光だけを目的とする場合であれば、公共交通機関の乗り換えを必要としないために難易度が低く、お財布にも優しい(?)、そして体力的にも優しい方法のはずです(予定)
なお、例によってバスを利用する際の注意事項を記載しておこうかと思いましたが、長ったらしい上に目に優しくないので省略します。
でも、運行距離が長い路線バスに乗車する時は、您遊卡等の電子カードを使って乗車する場合に「ピッ」を乗車時、降車時ともにするのだけは忘れないでくださいね!
台北駅付近を発着するバスの詳細
台北駅近くのバス停留所を発着するバスの中で、金山へ向かう際に一番利用する人が多いであろう(1819が同停留所から発着していた時期があるので目にしたことがある人は多いはず・・・)と想定される1815(國光客運)の詳細を解説していきます。
1815(國光客運)の運行経路・乗車時の注意
1815(國光客運)は、
台北駅の台灣鐵路局 LDK58 蒸汽機關車が置かれている場所の先にある停留所、薹北車站(東三門)から、女王頭で有名な野柳地質公園が近い停留所の野柳や翡翠灣に面している萬里海水浴場を経由して、金山方面に向かうバスです。
薹北車站(東三門)出発の便だけでなく、南京林森路口(南京東路)から台北駅を経由して金山方面に向かう便も存在します。
このバスは高速道路を通行する区間が存在するために着席が必須となっており、立ち席乗車が行えません。
また、行き先が2種類存在し(路線番号は変わりません)、金山青年活動中心まで到達する便と、その先の法鼓山まで到達する便が存在します。
このバスが停車する金山老街最寄りの停留所は、金山區公所、金山站(金山郵局)の2停留所。金山老街に向かう場合はどちらの停留所で降りても大丈夫です。
1815(國光客運)の乗車料金・所要時間
台北方面へ向かう最終バスが金山站(金山郵局)を出発する時間は、
平日は23:10、土日休日は22:25と、比較的遅めの時間まで便が存在します。
しかし、金山區公所、金山站(金山郵局)が出発・終着駅では無いことと、着席が必須であることから早めに座席が埋まってしまう恐れがあります。
もし1815(國光客運)に乗車して台北に戻るのであれば、切符の手配を早めにしておくと良いと思います。
一卡通、您遊卡で乗車料金の支払いが可能ですが、もし切符を購入して乗車したいと考える場合は、薹北車站(東三門)、金山站(金山郵局)各停留所近くにある切符売り場が購入すると良いかと。なお一卡通、您遊卡で乗車料金を支払う場合に割引がされるかどうかは不明です。
乗車料金は、薹北車站(東三門)から金山站(金山郵局)までの場合、
現金で118元。
所要時間は、薹北車站(東三門)から金山區公所、金山站(金山郵局)まで場合、
約1時間20分~約1時間40分です。
*國光客運(1815)のバス時刻表、路線図はこちらをご覧ください。
時刻表、路線図、切符代金詳細は、下記リンク先のページ下部にある、「路線資訊 共 4 筆」の下に表示されている方面ごとのリンクを辿ると確認できます。
この記事で紹介している停留所の参考地図については、
國光客運(1815)に乗車できる停留所の地図をまとめた記事をご参照ください。
次は台北駅近くのバス停留所を発着するバスの中で、バス好きな人であれば利用するかもしれないと思われる1717(皇家客運)の詳細を解説していきます
1717(皇家客運)の運行経路・乗車時の注意
1717(皇家客運)は、
台北駅から二二八和平公園方面に少し歩いた場所にある停留所、薹北車站(公園)から金山方面に向かうバスです。このバスは陽明山、馬槽溫泉を経由します。
途中に停車する停留所に、國賓飯店、台泥大樓(馬偕醫院)、大同公司(晴光市場)があるので、雙連駅、民權西路駅近くから乗車することも可能となっています。
また、高速道路を通行する区間が存在しないために立ち席乗車が可能です。
金山老街最寄りの停留所は、金山區公所、金山郵局の2停留所。金山老街に向かう場合は、どちらの停留所で降りても大丈夫です。
1717(皇家客運)の乗車料金・所要時間
台北方面へ向かう最終バスが金山郵局を出発する時間は、
平日、土日休日ともに18:45となっています。
なお台北市内に戻る際、1717(皇家客運)に乗車するのであれば、特に理由がない限りは終着駅の金山郵局から乗る方が着席できる確率は高いと思われます。
您遊卡で乗車料金の支払いが可能ですが、您遊卡で乗車料金を支払う場合に割引がされるかどうかは不明です。また切符を購入して乗車したいと考える場合は、金山站(金山郵局)停留所近くにある切符売り場で購入すると良いかと。
乗車料金は、薹北車站(公園)から金山區公所、金山站(金山郵局)までの場合、
現金で150元。
所要時間は、薹北車站(公園)から金山區公所、金山站(金山郵局)まで場合、
約1時間30分です。
*皇家客運(1717)のバス時刻表、路線図はこちらをご覧ください。
路線図を表示させる場合は、下記リンク先のページ上部のメニューにある、「行駛路線」、
時刻表を表示させる場合は、下記リンク先のページ上部のメニューにある、「查詢時刻」を辿ってください。
ちなみに、「行駛路線」、「查詢時刻」を表示させるにはFlashプレイヤー必須です・・・。
この記事で紹介している停留所の参考地図については、
皇家客運(1717)に乗車できる停留所の地図をまとめた記事をご参照ください。
台電大樓駅、科技大樓駅付近を発着するバスの詳細
次は台北駅から少し離れた駅、台電大樓駅、科技大樓駅付近のバス停留所から金山に向かう1068(基隆汽車客運)の詳細を解説していきます
1068(基隆汽車客運)の運行経路・乗車時の注意
1068(基隆汽車客運)は
台電大樓駅付近の停留所、薹大、台電大樓、もしくは科技大樓駅近くの停留所、科技大樓站から、女王頭で有名な野柳地質公園に最も近い停留所の野柳地質公園や翡翠灣に面している萬里海水浴場を経由して、金山方面に向かうバスです。
高速道路を通行する区間が存在するために着席が必須となっているため、立ち席乗車が行えません。
このバスが停車する金山老街最寄りの停留所は、金山區公所、金山、金山郵局の3停留所。例によって金山老街に向かう場合はどちらの停留所で降りても大丈夫です。
1068(基隆汽車客運)の乗車料金・所要時間
台北方面へ向かう最終バスが金山區公所、金山、金山郵局を出発する時間は、
平日、土日休日ともに21:00~以降です。
金山區公所、金山、金山郵局が出発・終着駅では無いので、1068(基隆汽車客運)に乗車して台北に戻る場合は、乗車確立を上げるために少し早めの便を利用するようにすると良いかもしれません(高速道路を通行する区間が存在するために着席が必須のため)
一卡通、您遊卡で乗車料金の支払いが可能ですが、一卡通、您遊卡で乗車料金を支払う場合に割引がされるかどうかは不明です。
乗車料金は、薹大から金山までの場合、
現金で106元。
所要時間は、薹大から金山までの場合、
約1時間30分~約2時間00分くらいのはず。
*基隆汽車客運(1068)のバス時刻表、路線図はこちらをご覧ください。
路線図、時刻表、切符代金詳細は、下記リンク先のページ内にある、「1068 金山 – 國道3號 – 臺灣大學」の右に表示されている項目(路線圖、時刻表、票價表)のリンクを辿ると確認できます。
この記事で紹介している停留所の参考地図については、
基隆汽車客運(1068)に乗車できる停留所の地図をまとめた記事をご参照ください。
忠孝新生駅付近を発着するバスの詳細
最後に光華商場がほど近い場所にある、忠孝新生駅近くのバス停留所、臺北科技大學(忠孝)から金山に向かう953(基隆汽車客運)の詳細を解説していきます。
実はこの路線、2017年(中華民国暦106年)の9月15日に正式に開通したニューフェイスのようです。
953(基隆汽車客運)の運行経路・乗車時の注意
953(基隆汽車客運)は
忠孝新生駅付近の停留所、臺北科技大學(忠孝)から女王頭で有名な野柳地質公園に近い停留所の野柳や萬里海水浴場に近い停留所の翡翠灣を経由して、金山方面に向かうバスです。
また、板橋駅付近の停留所、板橋公車站から金山方面に向かう便も存在しますが、板橋公車站から金山に向かう便は、高速道路を通行する区間が存在するために着席が必須となっており、立ち席乗車が行えません(臺北科技大學(忠孝)から出発する便は、立ち席可能・・・なはず)
このバスが停車する金山老街最寄りの停留所は、金山區公所、金山郵局の2停留所。
金山老街に向かう場合はどちらの停留所で降りても大丈夫です。
953(基隆汽車客運)の乗車料金・所要時間
台北方面へ向かう最終バスが金山區公所、金山郵局を出発する時間は、
平日、土日休日ともに21:00~以降です。
金山區公所、金山郵局が出発・終着駅では無いので、953(基隆汽車客運)に乗車して台北に戻る場合は、乗車確立を上げるために少し早めの便を利用するようにすると良いかもしれません。
なお、乗車料金は您遊卡で支払うことが可能ですが、您遊卡で乗車料金を支払う場合に割引がされるかどうかは不明です。ちなみに您遊卡を使って乗車する場合は、您遊卡のピッを乗車時、下車時ともにする必要があります。
乗車料金は、臺北科技大學(忠孝)から金山郵局までの場合、
現金で75元。
所要時間は、臺北科技大學(忠孝)から金山郵局までの場合、
約1時間30分~約2時間00分くらいのはず。
*基隆汽車客運(953)のバス時刻表、路線図はこちらをご覧ください。
路線図、時刻表、切符代金詳細は、下記リンク先のページ内にある、「953金山、萬里-國道1號-臺北科技大學」の右に表示されている項目(路線圖、時刻表、票價表)のリンクを辿ると確認できます。
この記事で紹介している停留所の参考地図については、
基隆汽車客運(953)に乗車できる停留所の地図をまとめた記事をご参照ください。
少々長くなりましたが、
台北市内から金山金包里老街(金山老街)へ公共交通機関(バス)を利用して行く方法まとめ はいかがでしたでしょうか。
金山へ直行できる路線数は多くありませんが、台北と結ぶ路線という事もあって各路線の運行本数も比較的多く、ある湿地帯に行くよりは気分的にかなり楽のようです。
金山だけを観光をするのも楽しそうですし、陽明山、淡水、基隆などの観光と合わせて回るのも面白そう。朝早い時間帯から回れば、上手くいけば金山他に2か所くらいは日帰り観光できそうなので、無理やり強引に欲張ってみたい人も満足できるかもしれません。
海に囲まれた台湾にいるのに、台北だと海が拝めない・・・。たまには海風に当たりながら開放感のある街並みで小吃祭りをしたい!と言った時にぴったりの金山観光。
かなり遅くまで街にいてもどうにか上に(程度はあるが・・・)、色々と気軽に楽しめるので、ぺちお的にかなりお勧めです。皆様も機会があったら挑戦してみてくださいませ。
それでは!
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