台北の中正区で地元住民に愛される良友小館の台湾飯を食べてきた

台湾グルメ

台東観光から台北に戻ってきたある日の夜、ホテルでチェックインを終わらせたあとに食事をしようと近隣を散策していたわけですが、時間帯が悪いのか気軽に入れそうなお店は見つからず・・・。

良友小館の外観(台北・中正区)

後で調べてみると、お店探しのために歩いていた大通りから入った小道のいくつかには飲食店があった様子でしたが、疲れで全く気が回らず途方に暮れていました。

そんな時に見かけたのが良友小館

場所的に見てもお店の雰囲気としても、地元の人たちが日常的に使う、いわゆる「いつもの食堂」に見えましたが、これぞ天の助けということで即入店して食事を開始したのでした。

良友小館

ということで、東門の朝市にまた行きたいと思っているぺちお( @hao2taiwan )が、良友小館で台北地元飯を胃袋に収めた話をお送りします。


初めてなのになぜか落ち着く店内

扉を開けると、そこは実に台湾の普通の飲食店らしい空間。
年季の入ったタイル壁、冷蔵庫の横に積まれたケース、黒板に書かれた料理名が印象に残ります。

初訪問なのに「実家に戻ってきたような雰囲気」。
なんとも言えない安心感がある・・・こういう空気感こそ、台湾の食堂巡りの醍醐味ですかね⁉️

良友小館の店内の様子

さて食事のメニューはこちら。見た目から長年使い込まれていることがわかります・・・。

良友小館のメニュー表

メニューは裏表に料理が記載されているのでご注意あれ。
料理自体は台湾の食堂的な飲食店で提供されているものが多いですかね。

良友小館のメニュー(裏面)

注文をするときは、注文用の紙に料理名を書いて店内のカウンター(?)で店員に渡すスタイル。

例によって、下單、後付款・・・だったかは不明なので、実際に店舗で確認してみてください!(ぉい
なお、あれこれ悩みながら、この日は魚香茄子、芹菜花枝、蝦仁蛋炒飯を注文してみました。

良友小館の注文票(オーダー用紙)


蝦仁蛋炒飯|高い満足度

まずは 蝦仁蛋炒飯(エビと卵の炒飯)
皿が置かれた瞬間、ふわっと立ちのぼる香ばしい香りに、すでに期待値が上がります。
そしてひと口。

蝦仁蛋炒飯(エビと卵の炒飯)

米はべちゃつかず、かといってパラパラ過ぎない絶妙なしっとり感。
油はしっかり使われているはずなのに、不思議と重さは感じず、口の中に嫌な余韻を残しません。
卵は細かく、ふわっと全体を包み込むように炒められていて、米一粒一粒にやさしく寄り添う存在。そこに、ぷりっと弾力のあるエビが加わり、噛むたびに小さなご褒美をくれます。

味付けはあくまで穏やか。
尖った主張はないのに、スプーンを置く理由が見つからない。
「あと一口だけ」と思いながら、気づけば皿の向こう側が見えてくる、あのタイプの炒飯です。

派手さはありませんが、「毎日でも食べられる台湾炒飯」認定です!


花枝芹菜|シャキッと香る大人の一皿

続いては 花枝芹菜(イカとセロリの炒め)
運ばれてきた瞬間に立ちのぼる、セロリ特有の青い香りがまず心地いい一皿。

イカは驚くほどやわらかく、噛むたびにほのかな甘みがにじみ出る仕上がり。
そこに合わせるセロリは、火を入れすぎない絶妙なシャキシャキ感を残していて、歯を入れた瞬間の軽やかな音すらごちそうに感じられます。

花枝芹菜(イカとセロリの炒め)

油っぽさは一切なく、味付けはあくまで控えめ。
だからこそ、イカの旨みとセロリの香りが真正面から伝わってきて、ひと口ごとに口の中がすっと整っていく感覚に満たされる。

さきほどの炒飯が“包み込むおいしさ”だとしたら、この一皿は“整えるおいしさ”。
ひと口、ひと口が愛おしい・・・!

料理のサイズが十倍になっても食べきることができるであろうヤミツキ感。
とにかく美味しかったです!


魚香茄子|白ごはん泥棒が確定

そして満を持して登場するのが 魚香茄子(ナスの魚香炒め)
皿がテーブルに置かれた瞬間、甘さとコクを含んだ香りがふわっと広がり、ここまで整えてきた理性が一気に揺さぶられます。

ナスはしっかりと油を含み、箸で持ち上げただけで「これは危険なやつだ」と分かる仕上がり。
ひと口噛めば、じゅわっと染み出すタレとともに、ナスがとろけるように崩れていきます。
そこに絡むひき肉の旨み、ほんのり効いた甘辛さと、わずかな刺激。
すべてが計算されたように、ごはんを呼び寄せる。

魚香茄子(ナスの魚香炒め)

味付けは濃厚なのに、重たさだけが前に出ないのがさすが。
さきほどの花枝芹菜で整えられた口の中に、この魚香のコクが流れ込んでくると、もう抗えない。気づけばスプーンが炒飯に伸び、ナスをのせ、またひと口。

「白ごはん、頼めばよかったな」
そう思った頃には、皿の上のナスはかなり減っていて、少しだけ名残惜しさが残ります。

家庭料理らしい安心感と、背徳感すれすれの満足感。

これはもう説明不要のやつです。

ごちそうさまでした!


良友小館はこんな人に刺さる

  • 観光地っぽくない、リアルな台湾食堂に行きたい
  • 夜にサクッと、でもちゃんとおいしいものが食べたい
  • 台湾の“日常ごはん”を味わってみたい人

そんな人には、かなり相性のいい一軒です。

派手さはないけれど確実に旨い。
ほんのり観光地から離れた場所にあるお店ですが、台北地元飯をじっくり味わいたいときは是非良友小館を思い出してみてください。

それでは〜。

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