さて、台湾に訪れたことがある方であれば、
空港内の主入国審査エリアで、快速査驗通關という文字を見かけた事があるかと思います。
こちらの快速査驗通關は、外国籍向けの窓口よりも空いておりますが、
通常は台湾国籍の方や居住者の方のみが利用できる窓口です。
しかし、台湾リピーターの観光客であれば常客証を利用することで、
台湾国籍の方や居住者の方と同様に、快速査驗通關を通ることが出来たりします。
*出入国審査エリア(イミグレーションエリア)は撮影禁止のため、
快速査驗通關の参考写真はございません。ご了承くださいませ!
ちなみに取得できる方の条件は、申請手続きをする日からさかのぼって、
12か月以内に3回以上、台湾に入国した方が対象でございます。
さすが、観光客に太っ腹(?)の台湾様。台湾リピーターに対して優しいですね!
また、発行した常客証の有効期限は申請してから1年間。
一度申請したら、申請日から一年間は、特に手続きをすることも無く、
快速査驗通關サービスを利用できるようになっています。
というわけで、
今回の台湾旅行に備えて常客証を申請してみました(実は昨年も申請したけど・・・!)
実は、常客証絡みの記事を書かれているブロガーさんは非常に多く、しかも皆様の説明が非常に分かりやすいことから、わざわざ自分が書くことも無いかなあと思ってたのです。
しかし、自分の手元に説明があった方が安心なので、常客証の申請方法を備忘録としてまとめてみることにしました。
さて、常客証の申請手続きをしていきたいと思います。
常客証は、常客證申請方式のページから申請が可能です。
表示できる言語は英語限定ですが、
翻訳などで対応可能なレベルなのでご安心を。
常客證申請方式を表示させると、以下のような画面が表示されます。
画面下部にある、
「Yes, I understand the content and requirement above, and want to apply.」を選択して次に進めます。
申請情報を入力する画面が表示された後は、各項目に必要情報を入力していきます。
入力する情報はすべて、半角英数字が基本ですのでご注意あれ。
上記画像内で採番されている項目ごとに入力する内容を、
以下より説明していきます(ひたすら長いので注意)
①First Name/Given Nameは、申請者の名前を入力します。
例)申請者の姓名が、TANAKA YASUSHIならば、「YASUSHI」を入力。
②Last Name/Family Nameは、申請者の苗字を入力します。
例)申請者の姓名が、TANAKA YASUSHIならば、「TANAKA」を入力。
③Date of Birthは、申請者の生年月日を入力します。
例)申請者の生年月日が、1980年3月3日ならば、「1980/03/03」を入力。
④Sexは、申請者の性別を選択します。
例)申請者が男性であれば、「Male」を選択。
申請者が女性であれば、「Famale」を選択します。
⑤Nationalityは、申請者の国籍を選択します。
例)申請者の国籍が日本であれば、「Japan」を選択します。
⑥Email Addressは、申請者が連絡に使用するメールアドレスを入力します。
⑦Home Addressは、申請者の自宅住所を入力します。
表記方法は、何でもいいと思いますが、ぺちおはいつもこんな感じで入力しています。
例)1-1-1, Jingumae, Shibuya-Ku, Tokyo
⑧Cell Phone Numberは、申請者の携帯電話番号を入力します。
携帯電話番号の最初の「0」を省略して、入力する必要があります。
例)携帯電話番号が、
090-1111-1111の場合は、「90-11111111」と入力します。
⑨Home Telephone Numberは、申請者の自宅電話番号を入力します。
Telephone Country Codeは、日本の国別コードの「81」を入力してください。
Telephone Numberは、電話番号の最初の0を省略した自宅電話番号を、
ハイフン(-)抜きで入力します。
例)日本の自宅電話番号が、03-11111111の場合は、
Telephone Country Codeに「81」、Telephone Numberを「311111111」と入力。
*ちなみに、固定電話を持っていない場合は、
Cell Phone Numberと同じ番号を入力して問題ありません。
⑩Passport Numberは、申請者のパスポート番号を入力します。
⑪Passport Issuing Countryは、申請者のパスポート発行国を選択します。
日本の方であれば「Japan」です。
⑫Passport Issuance Dateは、申請者のパスポートが発行された年月日を入力します。
例)パスポートの発行日が2010年9月9月ならば、
「2010/09/09」を入力する。
⑬Passport Expiration Dateは、申請者のパスポートの有効期限が満了する年月日を入力します。
例)パスポートの有効期限満了日が2020年9月9月ならば、
「2020/09/09」を入力する。
⑭Identity Card Numberは、申請者の識別番号を入力します。
免許証の番号や、保険証番号を入力するらしいのですが、申請者個人と紐づく身分証明書番号であれば良い様子なのでパスポート番号でも大丈夫だと思われます。
*7月に台湾旅行時、桃園空港の入出国管理の係員の方に、今度申請する時はパスポート番号とは違ったものを入力してねえみたいな事を言われたので、パスポート番号以外を入力した方がいいかも。もしこの記事を参考にされる場合はご注意ください。
⑮Visa Typeは、申請者のビザ種別を選択します。
数日間の観光であれば「Visitor」です。90日間以内の滞在であれば、
「Visa-Exempt(ビザ免除)」を選びます。どちらでもいいらしいですけどね!
*これも7月に台湾旅行時、桃園空港の入出国管理の係員の方に、申請内容がどうのこうみたいに指摘をされたので、観光での入国なら、「Visitor」の方が良いかもしれないです。ご注意ください。
⑯Visa Numberは、申請者のビザ番号を入力します。
台湾に観光の為に渡航するのであればビザは免除されますので、こちらの番号を入力する必要はありません。
⑰Another Passportでは、過去12か月間に台湾に入国した際のパスポートに変更がないかを選択します。
パスポート番号の変更が無い場合は、「NO, I have used the only passport coming to Taiwan in past 12 months. 」を選択して、Entry Date 1、Entry Date 2、Entry Date 3に時系列で台湾に入国した記録を入力します。
なお、結婚などを機にパスポートの再発行が発生した場合で、再発行前の古いパスポートで台湾に渡航したことがある場合は、「 YES, I have used the other passport coming to Taiwan in past 12 months. 」を選択して、Other(Old) Passport Number欄に再発行前の古いパスポート番号を入力します。
また、Entry Date 1、Entry Date 2、Entry Date 3に時系列で台湾に入国した記録を入力します。
⑱Entry Date 1は、申請日より過去12か月間に台湾へ入国した日時の中で、3世代前の年月日を入力します。
例)2016/09/25
⑲Entry Date 2は、申請日より過去12か月間に台湾へ入国した日時の中で、2世代前の年月日を入力します。
例)2017/01/10
⑳Entry Date 3は、申請日より過去12か月間に台湾へ入国した日時の中で、1世代前の年月日を入力します。
例)2017/05/05
㉑Hong Kong and Macau, mainland chinese residents please fill in the fields belowのPermit Number、Permit Issuance DatePermit Expiry Dateは、香港籍、マカオ籍の方たちが入力する必要がある項目です。日本国籍であれば入力の必要はありません。
㉒Purpose of Visitは、訪台する目的を選択します。
観光目的の渡航であれば、「Sightseeing(観光)」です。
㉓Address in Taiwan or Hotel Nameは、台湾滞在時の住所か、宿泊先名を英語表記で入力します。
㉔Telephone Number in Taiwan(option)は、台湾滞在時に申請者と連絡が取れる電話番号を入力します。これは省略が可能です。
㉕Verify Codeは、入力欄の右に表示されている認証コードをそのまま入力してください。
入力が完了したら、画面最下部の「Apply」ボタンを押します。
申請に必要な作業はこれだけ。入力する情報の意味が分かっていれば、とても簡単ですね。
なお、「Apply」ボタンを押した時点で申請処理が完了してしまいますので、
入力内容が正しいことをしっかりと確認しておきましょう。
「Apply」ボタンを押すと、申請内容が表示されます。
後戻りはできませんが、念のため確認しておきましょう。
また、画面最下部の「Print」ボタンを押すと、常客証が印刷されます。
こちらが印刷できる常客証です。これがあれば、長い長い行列に並ぶことが無い快適な快速査驗通關を通過できるわけです。
まあ、快速査驗通關の列に並ぶと、台湾国籍の方から、「外国人は、あっちだよ!あっち!」と親切心から来る野暮なツッコミを稀に食らうことはありますが、そんなものは無視して結構です。
なお、快速査驗通關で待ち構えている職員すら、常客証の存在を忘れている場合もありますのでご注意ください。
*親切だけど野暮なツッコミも職員さんのど忘れも、ぺちおは体験済み・・・。
ちなみに常客証に記載される有効期限が切れないと、台湾入国日などに変更があっても、申請が出来ないのでご注意くださいませ。
あと、常客証の発行申請条件は、あくまで常客申請日の過去12か月間の間に台湾へ3回以上入国した実績があることが条件です。
台湾に渡航する直近の日時に申請をしなければならないという事は無いので、先々に渡航する予定があるのであれば、条件を満たす時点で申請をしても問題ありません。
前もって申請しておくことで、1年以内に1回は台湾旅行をすると言ったときでも、常客証の有効期限内であれば、快速査驗通關で常客証を提示しての入出国手続きをすることが可能です。
例えば、5月31日までは過去12か月間以内の台湾入国回数が3回となっているが、6月1日になると過去12か月間以内の台湾入国回数が2回となるような場合、5月31日までに申請しておけば翌年の5月31日まで、快速査驗通關で常客証を提示しての入出国手続きが可能になるわけです。
ちなみに再印刷も出来たりします。
Retrieve and Print Previous Application.を表示させた後、申請時の情報を入力して、「Print」ボタンを押すと、有効期限が存在する常客証を印刷することが出来ます。
詳細な解説は省略しますが、Passport Number(申請者のパスポート番号)、Passport Issuance Date(申請者のパスポートが発行された年月日)、Passport Expiration Date(申請者のパスポートの有効期限が満了する年月日)、Date of Birth(申請者の生年月日)の入力をして「Print」ボタンを押すと、有効期限が存在する常客証が印刷されます。
もし、印刷物を紛失してしまった、廃棄してしまったなどの不備が生じた場合は、
Retrieve and Print Previous Application.のページで再印刷をされると良いと思います。
また、常客証は、台北松山空港(TSA)、台湾桃園国際空港(TPE)、高雄国際空港(KHH)では、問題なく使用が可能です(ぺちおは利用できました!ちなみに、上記の代表的な空港以外の台湾国内の空港(台中空港とか、澎湖とか・・・)でも利用が可能らしい)
もし、台湾へ年間に何回も訪れているけども、常客証の存在は知らなかった!と言う方、この機会に常客証を入手してみてください。
常客証があれば、数十分かかることもある入出国審査が短時間のうちに完了します。
さらに、行列に並ぶ時間が大幅に短縮されることで時間の節約にもつながりますし、ストレスも軽減します。
ついでに言えば、快速査驗通關を通る際にドヤ顔ができたりするというおまけ付きです(そんなもんは腹の足しにもならんが・・・)
まあ、受託荷物がある場合は、入国審査が早く終わっても、荷物が出てくるまでに時間がかかったりして、思ったより時間の短縮にはならないこともありますがね・・・。
それでは!
コメント
ぺちおさん。ぺちこさん、こんにちは????
ご無沙汰してます!
先月6月上旬の友人との台北旅も、お二人のブログのアーカイブを参照しながら満喫しました!滞在中にブログupされてるのを帰国後に知り、痛恨のミス(´༎ຶོρ༎ຶོ`)
念願の大同電鍋(10人用、赤)を抱き抱え、機内持ち込みしました笑笑
ぺちこさんの蒸し野菜レシピを見ながら、我が家もポテサラしましたよ????
また、お二人のブログからたくさん情報を頂戴出来て、毎度感謝です!
日々、猛暑続きです、ご自愛くださいね!
ねーやんさんこんばんはです。
ぺちおです。
6月の台湾旅行も満喫されたそうで何よりでございます!
しかも鍋を持ち帰りされたそうで、
相変わらずのアクティブさに脱帽です_:(´ཀ`」 ∠):
少しでも参考になる記事を書けるよう、
これからも心がけしますので、
生暖かい目で見守ってやってくださいませ。
ちなみに現在、台湾におります。
今回は、台中、台南、台中の三都市を
中心に旅をしております。
来月以降に本旅行の記事を
掲載していく予定ですので、お楽しみに!