九份でお茶をするなら山城創作坊さんがイチオシ(2016年1月編)

台湾グルメ

2016年の年始、山城創作坊さんで飲むお茶で年明けを祝おうと考えて九份に行ってまいりました。しかしまさか、年始の九份がぺちおの予想を超える状態になっているとは思いも寄りませんでしたが・・・。

 

山城創作坊さんの所在地は、前回の記事でもご紹介させていただきましたが、こちら。
九份のメインストリートから横に入った道の奥の方にお店があります。

 

山城創作坊 住所:新北市瑞芳區基山街193號
営業時間 AM10:00~PM20:00(定休日:毎週水曜日)

 


この時は、九份に行くのに初めて台北からバスに乗車。
バスだと電車での移動と違い乗り換えが無いので、仮眠をとることが出来て良いですね。

電車の移動も楽しいのですが、ほぼ必ず着席が出来て寝れるバスは非常に便利です。

 

年始(1月1日!)という事もあって、どの道路も檄混み。
九份への到着は、1時間30分以上かかりました。
なお、バスから降りると、帰る気ゲージが満タンになるような光景が広がっており、さすがのぺちおとぺちこもドン引き。どう見ても観光に適している状態ではありません。

衝撃的な人出に遭遇してしまい、悲鳴を上げたのは秘密。来る日を間違えたか・・・。

 

ここは、年末の上野御徒町かといった様相の九份老街。
瑞芳駅前から九份老街に至る道路が延々と渋滞していたので少しは予想はしていましたが、先に進むかどうか躊躇する混雑ぶりでした。

道だけでなく、お店の中も人でごった返していました。観光を楽しむ雰囲気ではありませんな。

 

30分以上かけて山城創作坊さん近くの見晴らしが良い場所に出てきました。
この場所までは、いつもなら徒歩5分程度なのに・・・。

ここまで来れば大丈夫です。やっと一息つける。

 

とは言いつつも、
ここまで来たからには行かねばならない!(一度は戻ろうと考えましたけどね!
疲労困憊になりつつも、山城創作坊さんになんとか到着です。

お店を見た時に、「やっと着いたよ・・・」とぼやいてしまったのは秘密。

 

店頭を覗くと、ご主人と目が合ってこんにちは。
何度も来ているので、ぺちこもぺちおも顔を覚えられておりました。
お久しぶりでございます。さあ、早速3階の客間でお茶をいただくことにしましょう。

茶器ほしい~・・・。でも日本に帰ったら、落ち着いてお茶を飲むことが少ないからなあ・・・。買っても置物になりそうで、購入はためらいますわ。

 

あらあら可愛い。ご主人が猫を飼われているので、その影響なんでしょうかね。
猫を模した小物があることが多いです。

とぼけた顔の猫ですな!

 

メニューは多国語対応されておりまして、注文時に言葉で悩むことはありません。
勿論日本語でも書かれていますよ!
なお、清香焙火招牌(すべてお茶)の料金を見ると目が飛び出そうになりますがご安心ください。
こちらは、茶葉のパックを含めての料金となっており、お茶を飲んだ後の残りの茶葉は持ち帰ることが出来ます。お土産にもなるので、案外お得感があるかもしれない。
また、點心類の凍頂茶梅がお茶請けにぴったりなので、一度はお試しいただくと良いかと。
ちなみに、手工煎餃(手作り餃子)が不思議とお茶に合うので、こちらもお勧めです。

花のような香りがする北埔東方美人茶がぺちこのお気に入りです。

 

茶葉の種類を知っていても、由来や産地を知っている方はあまりいないと思います。
でもご安心ください!
由来と産地、飲み方を解説しているメニューも用意されていたりします。

非常に分かりやすく書いてあるので、一読の価値あり。

 

この日は珍しく(失礼!)、先客がいらっしゃいました。
皆さん、のんびりとお茶を楽しんでいて良い雰囲気。
会話の内容から察するに学生さんの様子。休みを利用して旅行に来られたんでしょうかね。

皆様和気あいあいにお茶会を楽しまれておりました。

 

お茶の準備が出来ました~。
しかし、相変わらず可愛い茶器。
ぺちおのお小遣いが3000元くらいあったら、ぺちこに隠れて買うのに・・・!
(ぺちおのお小遣いは、1時間100元の時給制となっております)

この艶やかなすべすべの肌。美しい・・・。

 

注文した茶葉も到着でございます。
顔を近づけると、お茶の良い香りにうっとり。来た甲斐がありました。

ワクワクしますね~。早く飲みたい!

 

最初の一服は、ご主人が入れてくださいます。
なお、お茶を淹れる時のご主人の手元を見ていると、何とも見事なお作法に見とれてしまい、時間が経つのを忘れてしまいそうになります。

さあ、ぼ~っとしているうちに
お茶の準備ができましたので、一服タイム開始です。

うむ・・・、冬の雨が降りしきる九份を歩いて冷えた体が、
見る見る温まっていきます。至福の時ですね。

神の雫と表現しても良いかのような風味と旨味。うむ、来てよかった。

 

お茶請けは、干しマンゴー茶梅でした。
お茶と合わせつつ食べ比べてみると、お茶ごとに相性の良し悪しがあって奥が深い。
ぺちお的にはマンゴーより茶梅をお勧めしたい。

干しマンゴーも美味しいけどね!でも茶梅の方が上手(うわて)です。

 

まさに草庵と言った感じの趣。
これを見てたら、自分の家を建てた時に茶室を作りたくなります。

そんな希望を出しても、ぺちこから許可を貰えるわけはありませんけどね。ええ。

 

お茶を飲んで食欲が沸いてきたぺちこ、ちゃっかりと茶酥(茶菓子)も注文しておりました。ふわふわの茶酥は優しい甘味。口に含んでほっこりです。
茶梅もいいけど、なんだかんだいって甘いお菓子はお茶に合いますね。

生地の中に挟まれている餡がいい仕事をしています。

 

小窓から覗く九份の風景は、雨に濡れてしっとりと幻惑的な雰囲気。
お茶を飲みながら眺める雨模様の九份も乙なもんです。

静かに風景を眺めながらお茶を飲める、山城創作坊さんならではの楽しみです。

 

のんびりとお茶を飲んでいたら、すでに夕方の5時!
1時間30分もお邪魔してしまったようです。名残惜しいのですが、帰路につくことにします。

少し陽が落ちてきたときの客間。いい雰囲気です。また来ます!

 

帰りは、老街付近のバスだと乗ることすら難しいので、山側のバス停からバスに乗ります。
さあ、無事に帰れるかなぁ・・・?

ここのバス停からは、人が少ないので結構な確率でバスに乗ることが出来ますよ!

 

ちょうどお店がある場所が、民宿が沢山集まっている区域に向かう小道の途中にあることもあって、思った以上に来店客が少ない山城創作坊さん。
その分、人が溢れ返っている年始の九份でも、安心してお茶を楽しむことが出来たわけですがいつも心配になります。

実は、2015年12月29日にもお店に来たのですが、その時はお店はお休み!
閉まっているお店を見て、ぺちこと二人で徒労に暮れたもんです。
その時思ったのは、お店のフェイスブックページは確認しておこうと言ったところ。
ええ、フェイスブックのページには、お休みします!の掲載があったんですよ・・・。

皆様がもし年末年始にお店に伺う場合は、休みかどうかを確認してからの方が良いです。
九份まで来てお茶が飲めないと、かなり悲惨な気分になりますので・・・。

それでは~。

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