台東の九格浪 原住民風味餐で阿粨(アバイ)と鹽烤魚(呉郭魚の塩焼き)を食べてみた

台湾グルメ

台東で原住民料理を初体験

ぺちこさんから強い要望があったので、台東で原住民料理を食べてきました。

ぺちコンビとしては初体験となる原住民料理。

どんな料理が出てくるのか、どんな味なのか。

その様子を、ぺちお(@hao2taiwan)がレポートします。

九格浪 原住民風味餐が気になっていた

台東を訪れるのは今回で3回目。

台東駅からバスやYouBikeで移動しているとき、何度か目にして「気になるな」と思っていたのが、この 九格浪 原住民風味餐 でした。

ただ、観光の中心となる台東市街地からは少し離れた場所にあり、(そもそも台東駅自体が市街地からやや離れているのですが)なかなか訪れるタイミングを作れずにいました。

余談ですが、今回お店の外観写真を撮ったはずなのに、なぜかデータが消えていました……。店構えをお伝えできない点は、どうかご容赦を。

九格浪 原住民風味餐

また、九格浪 原住民風味餐は、台東市内でも原住民料理を提供する店として知られており、時間帯によっては予約をしていないと入れないこともあるという人気店とのこと(ぺちこ調べ)。

しかし、ぺちコンビが訪れたのは、2025年12月25日。まさかのクリスマスの夜ということで、この日は予約なしでも問題なく入店できました。

ただし、タイミングによっては満席になることもあるようなので、予約なしで行く場合は平日の開店直後などを狙うと安心かもしれません。


九格浪 原住民風味餐のメニューを眺めてみた

席に着いてメニューを開くと、阿粨(アバイ)、放山鶏、呉郭魚(ウーグォユィ)など、いかにも原住民料理らしい名前が並びます。

九格浪 原住民風味餐のメニュー

正直、初めて見る料理名も多く、注文までかなり悩みました。ただ、「ここに来たなら定番を押さえたい」という気持ちもあり、この日は 阿粨と強力推薦に記載されていた鹽烤魚、放山油雞 を中心に注文。

九格浪 原住民風味餐のメニュー(強力推薦)

なお、注文票はなく、店員さんに直接注文を伝えるスタイル。会計は店内奥のレジで、席番号を伝えて支払います。

冷蔵庫から飲み物を取ってきた場合は、会計時に本数も合わせて伝える必要があるのでご注意ください。


阿粨(アバイ)を食べてみた

最初に運ばれてきたのは、ぺちこさんが特に楽しみにしていた 阿粨(アバイ)

もちきび(小米)と肉を、バナナの葉で包んで蒸した料理で、原住民料理を紹介する際によく名前が挙がる一品です。

見た目はとても素朴。華やかさはありませんが、バナナの葉に包まれた姿を見ると、自然と期待が高まります。

葉を開くと、穀物と肉が混ざったやさしい香り。一口食べてみると、もちきびの粒感がしっかりあり、噛むほどに肉の旨味がゆっくりと広がっていきます。

阿粨(アバイ)

特に印象的だったのは、どこかシチューのような洋風の香りを感じるところ。なめらかな舌触りと相まって、クリーミーで不思議とクセになる味わいです。

正直、この時点でぺちコンビは、すっかり阿粨の虜になっていました。


鹽烤魚(呉郭魚の塩焼き)を食べてみた

続いて運ばれてきたのが鹽烤魚

魚は、呉郭魚(ウーグォユィ)のはず…。呉郭魚は、日本ではティラピアと呼ばれる淡水魚で、台湾ではとても身近な存在。養殖が盛んで、家庭料理やローカル食堂でもよく使われている魚だそうです。

九格浪 原住民風味餐では、この呉郭魚を丸ごとの塩焼きで提供していました。テーブルに運ばれてきた姿は、なかなかの迫力。表面にはしっかりと塩がまとっています。

鹽烤魚(呉郭魚の塩焼き)

箸を入れてみると、身は想像以上にやわらかく、ほろっと崩れます。クセも少なく、非常に食べやすい。

塩たっぷりの皮は、正直しょっぱさもありますが、旨味がぎゅっと凝縮されていて、つい手が伸びてしまう味。食べすぎると体に負担がかかりそうですが、それでもクセになります。

鹽烤魚の塩皮

淡水魚特有の風味はありますが、しっかり焼かれているおかげで嫌な感じはなく、「個性」として受け止められる程度に収まっています。見た目と違って塩味も強すぎず、魚そのものの旨味もしっかりと味わうことができました。

鹽烤魚にレモンを添えて

また、レモンを少し絞ると、後味がすっと軽くなり、最後まで食べやすくなります。

ちなみに魚自体がかなり大きいので、調子に乗って料理を頼みすぎると食べきれなくなる可能性ありです。

残った料理を持ち帰りするという最終兵器はありますが、少人数で注文するときは注文数やペース配分に注意をしたほうが良いです。


放山油雞を食べてみた

最後に登場したのが、放山油雞。この一皿を前にして、思わず「やっぱり来てよかったな」と感じさせられました。

放山雞とは、自然に近い環境で放し飼いにされ、のびのびと育てられた鶏のこと。台湾では古くから知られた存在で、特に地方や原住民料理の店では「鶏の質」を測る基準のような存在でもあります。

テーブルに並べられた放山雞は、皮がほんのり黄色く、テカテカした余計な脂感はありません。強い味付けや派手なタレでごまかすこともなく、「素材そのものを味わってほしい」という意図が、はっきりと伝わってきます。

放山油雞(放山雞)

一口食べると、まず感じるのはしっかりとした歯ごたえ。柔らかさ重視の鶏肉とはまったく違い、噛むたびに筋肉の存在感が伝わってきます。

そして、その噛む動作に合わせるように、じわじわと鶏の旨味が口の中に広がっていく。

放山油雞(別アングル)

脂は控えめですが、決してパサつきはなく、噛みしめるほどに味が深まっていくタイプ。この感覚こそが、放山雞ならではの魅力なのだと実感。

最近よくある「とにかく柔らかい鶏肉」とは違い、この放山雞は、「ちゃんと鶏を食べている」という感覚をはっきりと味わわせてくれます。美味しかった!


台東駅近くで原住民料理を食べるなら

阿粨、呉郭魚、放山鶏。どの料理も、素材を活かし、味を足しすぎず、食べる側に委ねる余白のある料理ばかり。

派手さはありませんが、九格浪 原住民風味餐の料理は、しっかりと記憶に残る味でした。

台東駅から徒歩で向かうこともできるので、「台東に着いたらまず原住民料理」というプランも十分アリ。

台東で原住民料理に挑戦してみたい方は、ぜひ 九格浪 原住民風味餐 を候補に入れてみてください。

それでは!

コメント