皆様こんにちは。
たまには現地の空気をうかがい知ることが出来る記事でも書こうと奮起しているぺちおです。
さあ、旅行と言えば、皆様は何を思い浮かべられるでしょうか。
ぺちお的に、現地の風俗、風習、生活などを感じるのが醍醐味ではなかろうか!?と言うようなことは思っております。
台湾旅行の魅力と言えば、夜市巡り、歴史的建造物の見学、アジア地域らしい少々カオスな街並み散歩、日本人でも美味しく食べることが出来る大衆料理、洗練された高級料理など、幅広いと思いますが、それ以外にも現地の雰囲気を味わえるものがあります。
それは、市場巡りじゃないかと。
なんだかんだ言って、夜市に代表される観光名所は、観光客向けにソフトな雰囲気(?)がありますが、基本的に市場は観光向けではなく地元民向けの場所。
その国の生活を強く感じたいのであれば、市場は間違いなくベストプレイスであろうと思われます。
とは言いつつも、来台回数が少ない方や、ライトな観光を楽しみたい方に、ディープスポットである市場に行けというのも少々無理があります。
しかし、そんな方たち向け(?)に、土日にファーマーズマーケット(生産者自らが店先で販売する催し)が開催されておりまして、ディープさはないけれどもスタイリッシュに市場巡りができるんです。
というわけで、2016年11月に台北圓山駅近くの花博公園で開催されているファーマーズマーケットに突入してまいりました。
さてその日は、寝坊をしたので昼から行動を開始、雙連駅近くの市場でフルーツを買って、まずは腹ごしらえ。勿論、果物ナイフが無くても果実を食べることが出来るドラゴンフルーツをゲットですよ。
ドラゴンフルーツは、綺麗に食べることが出来ると、こんな感じに皮だけになります。
まさにビフォーアフター。この皮に果実が包まれていたとは、誰も考えられまい・・・。
ドラゴンフルーツを食べてお腹が膨れたぺちお・ぺちこ。MRTに乗って、北上でございます。
本当は、淡水で自転車を借りて、マングローブが茂るサイクリングロードを巡った後に、北投で温泉に浸かろうと考えていたのですが、昼過ぎからの行動だったこともあり、正直時間が不足しそう。なんてことを考えていたら、圓山駅近くでファーマーズマーケットをやっていることを思い出して、圓山駅下車。さてさてどうなることやら。
駅から出てびっくりしたのは、見渡すばかりの出店。あれこれは期待できるんじゃなかろうか。天気はあまり良くないけど、屋内のスペースがあるので、雨はどうにかなりそうだし、この選択は正しかったんじゃなかろうか!というわけで、ファーマーズマーケット巡り開始です。
何から見て回ろうかな~と思いつつ、トコトコ歩き出すと空から轟音が・・・。
そう、圓山駅上空は、台北松山空港に着陸する飛行機の経路に当たるらしく、日中は高めの頻度で飛行機が上空を通り過ぎるようです。しかし、圓山駅が松山空港と近いという事もあって、飛行機がかなり近くに迫ってきて、結構な迫力です。
飛行機を眺めてても仕方ないので、出店ブースに行きましょうかね!
ファーマーズマーケット(花博農民市集)の入り口では、ゆるキャラ(?)的なものがお出迎え。こりゃあ、イチゴだな・・・。
地域ごとに出店ブースの場所が決まっている様子。地図を見る限り、台湾全土の生産者さんたちが出展されているようですね。なお、開催週ごとに、出店される生産者の方たち(生産者の地域)が異なるみたいです。
おっと、ぺちお大好物の涼飴が売られているじゃないですか!これがまた素朴な甘さで美味しいんですよ。水分が無いのでこぼす心配がなく、歩きながら食べるのに便利。
しかもここの涼飴は、山芋で出来ている模様。健康志向の涼飴ですね!
ええ、もちろん購入しました。あ~美味しい。ムニムニとした食感が楽しい。
台湾各地からの出店という事もあり、ブースで販売されている商品も多岐に渡っていて、見ているだけでも楽しい。こちらはレモンを生産されている農家の方のブース。レモンジュースや、レモンを使ったボディソープなどが売られています。
他にもレトルト(?)食品が売られていたりして、見所が沢山。調理済みのものも売られているので、小吃もできますよ。
ブースを指を加えて回っているうちにぺちこがいなくなったと思ったら、こんなものを買ってました。香腸(台湾ソーセージ)ですな。小腹が減ったので買ったらしい。
おっと干しマンゴーを発見。一袋480元とは、高級品すぎる・・・。
2016年初頭に台湾を襲った厳寒の影響で、マンゴーが不作だったことからこの値段だった様子ですが、庶民には手が出ませんなあ。
他にも蕎麦を使った食材、調味料を販売している農家さんも見つけました。どんな味なんでしょうかね。今度行った時に買ってみよう。
蕎麦類の食材を打っているお店では、苦茶油も売っていました。なにやら苦茶油は、健康志向の方たちにとても評判がいい油だそうですよ。名前の通り、少し苦みのある油とのことですが、癖は無いとのこと。
ゴマ油の代用としても使うことが出来るけど、コレステロールが含まれて無いので、ゴマ油よりもヘルシーらしいです。また、カテキンが含まれているため、ダイエットにも良いとか。ええ、勿論ぺちおは購入しました。健康マニアではありませんが、買いましたのよ。調味料大好きなんで・・・。苦茶購入ついでに、隣の黒ゴマ油を味見させてもらえたのですが、予想を超える豊かな風味だったので、こちらも購入。こりゃあ、家に帰っての料理が捗りますよ・・・!
油を買ってご満悦のぺちお。購入熱が収まりません。少ないお小遣いが入ったお財布を、汗ばんだ拳で握りしめつつ、次のターゲットを発見。蜂蜜!
こちらのお店では、龍眼蜜と冬蜜の味見をさせていただきましたが、龍眼蜜は果実を思わせるような香り、甘みも抑えられていて、非常に美味しい。冬蜜は花を感じさせる暖かい香りが特徴。どちらも涼し気な甘さが印象的でした。単体で食べるなら、龍眼蜜の方が香りが強いので良いかもしれませんが、お湯やお茶で薄めるなら冬蜜の方が香りを楽しめると感じました。
なお、ぺちこ曰く、一般に市販されている蜂蜜は、蜂蜜100%では無い場合もあるらしく、蜂蜜100%でこの値段なら買いだとか。というわけで購入でございます。
蜂蜜以上に印象的だったのは、農家の方のこちらの写真。
蜂に浸食されていますがな・・・。刺されないのだろうか・・・。
ブース内をくるくる回っていたら、またもやぺちこがどっかに行ってしまっていました。
必死になってぺちこを発見すると、なんか包丁で肩を叩かれていました。
なにやら、無料で包丁マッサージをしてくれたらしい・・・。
ぺちこ曰く、初見だと恐怖を感じたけど、かなり凝りがほぐれたとのこと。
さすが開拓者ぺちこ、ぺちおだったらお断りするようなことに挑戦するとは・・・。
また、花博農民市集は、競技場周辺で開催されているのですが、競技場脇にフードコートがあるので飲食も出来ます。フードコート以外にも、飲食店が並んでいる場所があるので、食事に困らることはないかと。目移りして、いつまでも食べられないのに困るかもしれんが。
他にも、花博農民市集とは別に、常設と思われる出店ブース区域があって、服飾関係、アクセサリ関係など、可愛い系、デザイナー系の出店が沢山、女子の方垂涎となっております。
飲食店が並んでいる所の奥では、ミュージシャンの方たちの演奏がされていたりして、屋外型イ〇ンみたいな状態になっておりました。
夕方近くになると、パフォーマーの人たちがアクロバティックな大道芸を披露してたりして、花博農民市集以外の見所も満載。まさにゆとりある休日といったところです。
競技場の近くには、ちょっとした憩いのスペースもあるので、歩き疲れた時は足を休めるために休憩も出来ます。まあ、公園内にも座る場所は有るので、好きな所で休むといいと思いますけどね。
というわけで、半日をかけてファーマーズマーケット(花博農民市集)を堪能してきましたが、なかなか楽しめました。家族連れが多く、余裕のある休日の過ごし方みたいなゆったりした雰囲気も印象的でした。
農家さん直販という事もあって、購入できる食材などは安心感がありますし、ちょっと変わったお土産購入にもぴったり。また、街中の市場内は、独特の雰囲気があって入りづらいかと思いますが、屋外で開催されていることもあって、ファーマーズマーケット(花博農民市集)は開放的な感じ。観光客が訪れても、特に意識することなく楽しめるかと思いました。
ちょっと変わった観光をのんびりと楽しみたい!と言ったとき、ファーマーズマーケット(花博農民市集)はかなりお勧めできます。機会があったら寄ってみてくださいね。
それでは!
花博農民市集 住所:臺北市中山區玉門街1號(花博公園-長廊廣場)
コメント