赤嵌樓近くのホテル「愛客發商務旅館-台南館 (ECFA Hotel Tainan)」に宿泊してみた

ホテル

今回の記事は、2017年7月の台湾旅行で、台南滞在時に利用したホテルのレポートです。

ぺちコンビが2017年7月の台南滞在時に宿泊したホテルは、

愛客發商務旅館-台南館 (ECFA Hotel Tainan)

 

このホテルに宿泊しようと考えた理由は、近隣にあるホテルと比べても安価な価格設定であることと、赤嵌樓、鴨母寮市場、臺灣首廟天壇台等の観光スポットが近隣にあったからです。

地図で確認していただくと分かりますが、
ホテルは赤嵌樓から徒歩5分程度、林百貨へも徒歩で向かうことが出来る距離にあり、
周辺には有名な飲食店も多く、飲食時に不便を感じることはありません。

 

愛客發商務旅館-台南館 (ECFA Hotel Tainan) 住所:台南市忠義路二段145號7樓

 

さて、2017年7月の台南滞在時、
このホテルを利用しようと思った理由は、

・観光スポットが徒歩圏に沢山ある
・周辺の観光施設と比較してもかなり安価な宿泊料金
・コインランドリーと駐車場の提供がある

といった所が挙げられます。
それでは、詳しくレポートしていきます。

観光スポットが徒歩圏に沢山ある

台南は、台北と高雄と違って、捷運(MRT)が未だ整備されていない状態のため、市内の移動時に利用できる公共交通機関はバスに限定されますが、市内を運行するバスの本数が台中に比べると控えめ。
そうなると、比較的自由の効くレンタル自転車を使いたくなるのですが、レンタル自転車ステーションは台北、高雄と比べると少な目なので利用しにくい。
しかも、高雄と比べると歩道が狭めで起伏が多く、自転車通行時に少々危険が伴います。
車道にある自転車通行レーンを使えばいいんじゃない?という話はありますが、事故に遭遇することを考えるとなかなか難しいところではあります。

しかし、観光スポットが徒歩圏にあると、公共交通機関を利用しなくても観光することが可能。交通費も抑えられるので財布にも優しいといいことづくめです。
とはいえ、徒歩圏の観光スポットだけで満足が出来るわけはありませんので、要所要所で公共交通機関やタクシーを利用することを検討すべきだとは思います。


ホテルから歩いて5分ほどで赤嵌樓に到着です。これくらい近いと、夜間時の赤嵌樓見学も安心。ライトアップされた赤嵌樓の姿は非常に美しく、一見の価値アリです。

赤嵌樓は日中時間帯に来るより、夜間時間帯に来た方が楽しめるかも。

 


鴨母寮市場も徒歩5分圏内にあります。朝ごはんや昼ごはんを市場飯で済ませるのも楽しいかもしれません。なお鴨母寮市場は営業時間が朝から昼過ぎ頃まで、夕方以降は営業していないことに注意が必要です。

鴨母寮市場以外にも永樂市場などの市場が近隣にあるので、市場巡りにも便利です。

 


徒歩5分圏内には様々な飲食店が営業しているので、食事をする場所に困ることはありません。また、三越も近いので、免税品の購入にも便利です。

夜の9時ごろまでであればほとんどの飲食店が営業しているので、選択肢が豊富。食事に困ることは無いと思います。

 

 

周辺の観光施設と比較してもかなり安価な宿泊料金

宿泊施設に求めるものは人それぞれ違いますが、費用の大部分を占める航空券とホテル宿泊料金を少しでも抑えたいと思うのは当たり前です。

こちらのホテル、宿泊費用が近隣のホテルと比較してもかなり割安で、
2017年7月にツインルームを利用した時は、宿泊予約サイト経由セール価格4泊21,119円(日本円)でした。
なお、部屋の質を求めないのであれば、宿泊予約サイト経由セール価格2,105(日本円)という部屋の提供もあり、ホステルの様な大部屋には泊まりたくないけども、宿泊費用は抑えたいという時にピッタリだったりします。


宿泊費用は、立地条件からすると非常に安価ですが、その分弱点もあります。
ホテルが収容されているビルで娯楽施設が営業しているため、一番安い客室はカラオケ等の騒音が聞こえます。人によっては耳栓が必要かもしれません。

少々騒音が気になる分宿泊費用が安くなっています。

 


安価とは言え、客室内の設備は必要十分。清掃が行き届いており、とても清潔感があります。
また、窓側の部屋であれば窓から光が入ってくるので、閉塞感を感じることは無いでしょう。

客室は清掃が行き届いていて、清潔感が感じられます。不満を感じることは無いでしょう。

 


非常に安価な宿泊費用でありながら、朝食も提供されています。ぺちこ的には薄味で少々満足が出来なかったそうですが、人によっては美味しくいただけるかもしれません。
また、食事類に満足がいかない場合でも、コーヒー等の飲料やフルーツ類の提供はあるので、組み合わせの妙で乗り切ることもできるのではないでしょうか。

宿泊費用が安価なホテルだと朝食が提供されない省かれていることも多いので、提供されているというだけで満足度上昇です。

 

 

コインランドリーと駐車場の提供がある

ホステルを除くと、宿泊費用が安いホテルでコインランドリーの提供があるところは少なかったりします。こちらのホテルは、洗濯機、乾燥機の台数が少ないとはいえ、コインランドリールームの提供があるため、洗濯物が多くなった時でも安心です。
また、宿泊時に駐車場を借りることも出来たりします。
台南での観光時、車やバイクを利用できれば観光の幅がかなり広がるのですが、困るのは駐車場の確保。路駐は盗難の恐れもありますし、下手すると罰金の支払いが必要になる場合もあります。
ホテルが提供している駐車場が利用できるのであれば、駐車する場所の確保に奔走することも無く、安心して観光を楽しむことが出来ます。


部屋数が非常に多いのに洗濯機、乾燥機の台数が2台ずつと少々心許ないところですが、洗濯と乾燥が出来るのは嬉しいところです。

もう少し台数が多ければ・・・と思ってしまう。もしくは、24時間利用が出来れば良いのですが・・・。

 


ランドリールームの営業時間は、AM8:00~PM22:00。24時間営業ではないところが惜しいところ。なお、洗濯用の粉洗剤はホテルカウンターで20元で販売されています。

どうせ有料なら、屈臣氏(Watsons)で洗剤を買ってきてもいいかもね・・・。

 


こちらのホテルには専用駐車場が用意されていたりします。宿泊時に駐車場付きの客室プランを選ぶ必要はありますが、車レンタルをした時に悩まされる駐車場が保証されるのは安心感があります。

駐車場があるとはいえ、駐車が簡単にできるかどうかは不明ですが、心配事は一つ減ります。

 

 

宿泊した部屋の設備を簡単にご紹介

さて、今回宿泊したツインルームの内装等、設備をご紹介していきます。

ホテルは、台鉄台南駅から徒歩15分程度の場所にあります。また、ぺちお達が利用した統聯客運の降車駅の兵工廠からは、徒歩10分程度です。概ね許容できる距離ではないでしょうか。

女性従業員の方が目立つパネルが置いてあるので、ホテルが見つからないことはあるまい・・・。

 


ホテルのカウンターは、ビルの8Fです。エレベーターが2基と少ないのと、娯楽施設の利用客もエレベーターを使用するので、エレベーターに乗るまで時間を要する場合が多かったです。

まずは8Fで手続きをしましょう。訪れる時間帯によってはエレベーターで昇るのに時間がかかるかもね。

 


8Fにあるホテルロビーはこんな感じで広々。日本語を話せる従業員の方もいるとのことですが、ぺちお達がチェックインをした時は、日本語のやり取りではありませんでした。
また、グループ旅行時に予約時と支払い時で異なったクレジットカードを使用する場合もあると思いますが、ホテル予約時に使用したクレジットカードのみが宿泊料金の支払いに使用できるようです。しっかりしていますね!

ぺちおのクレジットカードで予約をして、支払いをぺちこのクレジットカードでしようとしたら、駄目だと言われました。なりすまし防止対策ですね。

 


ホテルカウンターロビーには、ドリンクコーナーがあり、電子レンジも用意されています。

食べ物を電子レンジで温めたい場合は、8Fに来る必要があります。

 


ホテルの客室数は非常に多く、ビルの5フロアが客室です。ランドリールームは9F。レストランは7Fです。駐車場は地下2Fにあります。

かなりの大所帯。フロアにある客室もかなり多いです。

 


エレベーターで客室フロアに移動するには、チェックイン時に貸与されるカードキーが必要です。客室フロアに移動する場合は、カードキーをエレベーター内の所定位置にかざした後に、該当階の番号を押します。

なお、外出時にカードキーをカウンターで返却する必要はありません。清掃も清掃不要等の意思表示をしない限りは、所定の時間に済ませてくれます。楽ちんです!

チェックイン時の説明を中途半端に聞いていると迷う客室への移動。しっかりと説明を聞いておきましょう。

 


客室フロアの廊下はかなり明るく、安心感がありました。

今回予約した部屋は7Fでした。

 


今回宿泊する客室前までやってきました。さあ、入室しましょう。

隣の部屋とかなり近いので騒音が気になるところですが、安いから我慢できる!

 


こちらが今回宿泊したツインルームです。寝室側の照明は少々暗めですが、浴室側の照明をつけておくとかなり明るくなります。

コンパクトな部屋ですが、足元の空間はしっかりと確保されています。

 


浴室側から客室を撮影してみました。足元は思った以上に広めです。普通に宿泊する分には、狭く感じることは無いのではないでしょうか。

ツインルームという事で、ベッドはシングルベッドが2台。シングルベッドという事で、少しだけ小さく感じましたが、ビッグサイズの人でなければベッドから体がはみ出ることは無いと思います。

ベッドは少し柔らかめでした。

 

用意されているハンガーは2個と少なめですが、ポールハンガーが別に用意されているので問題は無いと思います。

角ばったハンガーだと衣服が破れる場合もあるので、丸いハンガーなのはいいかもしれない。

 


テーブル上には、ウェルカムドリンクのミネラルウォーター、アメニティ類、ケトルが用意されています。コンセントはテーブル上に2基です。

机は少し小さ目なので、多くの荷物を広げるのは難しいかもしれないですね。

 


浴室側、ベッド横にもテーブルがあり、電話が設置されています。こちらにもコンセントが2基あります。4基あれば複数機器の充電に不満が出ることは無いでしょう。

旅行にスマートフォンだけを持ってくる人であれば、2基でも十分かもしれませんがね。携帯バッテリーなどを持っていくのであれば、コンセント数が多いことに越したことは無い。

 


用意されているアメニティ類は、カミソリ、歯ブラシ、ヘアブラシなど、結構充実しています。お茶パックもあります。

カラフルなアメニティ類。無機質なパッケージでは無いところが素敵。

 

他にも、糸ようじと綿棒が用意されています。珍しいのではないでしょうか。

糸ようじが用意されているホテルは、あまり見かけませんよね?

 


冷蔵庫は、カードキーを指していなくても電源が入っているタイプ。
お出かけ時に食べ物などを入れておけるのは助かりますね。

高級なホテルでも、部屋の電気を消すと冷蔵庫の電気が消えてしまうことがたまにあるんですよ・・・。

 


テレビは40インチ~の大画面。これくらい大きければ、ベッドに寝転んでいてもテレビ観賞をすることが出来ます。

見ることが出来るチャンネル数はあまり多くなかった気がする。

 


さて、浴室+トイレルームを見て行きましょう。

清潔感のある洗面所。比較的新しめのホテルなんでしょうかね。

 


洗面所とトイレはごくごく一般的な作り。トイレは例によって紙は流せません。
洗面台は深めなので、水が跳ねにくくなっています。

コンパクトですが、綺麗な配置です。

 


シャワールームはこんな感じ。シャワーの勢いは、概ね満足できるものでした。
排水能力も不満は感じない水準で、長い時間水を出しっぱなしにしない限りは、排水溝から水が逆流するようなことは無いと思います。

高層階にしては勢いが強く感じました。

 


シャワーとボディシャンプーは、シャワー室の壁にあるこちらから出します。
アメニティ類と一緒に提供される場合、ボディシャンプーが足りなくなることもあるので、
この形で提供されるのは助かります。

この形で提供されているので、日に何度もシャワーを浴びても、ボディシャンプーが無くなることを心配する必要はありません。

 


今回宿泊したツインルームは窓側だったため、台南の街並みを洗面所奥にある窓から眺めることが出来ました。

かなり大きく開く窓。高所恐怖症の方は注意せよ。

 

窓は大きく開けることが出来、かなり遠くの景色まで確認できます。

天気が良ければ、台南の夜景を見ることが出来ます。

 

朝に窓から見た景色。なかなか綺麗です。
こうしてみると台南は、高層ビルが少ないことが分かりますね。

窓側の客室であれば、台南の街並みを窓から眺められます。

 


さてお次は、朝食です。
ビッフェコーナーに用意されている料理類は、概ね満足できる量でした。

宿泊費用から考えるとかなり頑張られている感じがします。

 

飲料類は、ジュース、お茶、豆乳などが用意されています。

食べ物より、飲料類の方が充実している気がしないでもない。

 

こちらがぺちこが食べた料理。少々味が薄く、ぺちこ的には物足りなかった様子。
まあ、食べ物は好みが大きく分かれるところですので仕方無いところではあります・・・。

しょっぱいもの好きの人には物足りないかも知れませんが、調味料でどうにかするべし!

 

 

さて、愛客發商務旅館-台南館 (ECFA Hotel Tainan)の宿泊レポートはこれで終わりです。いかがでしたでしょうか。

客室は少し狭く感じるかもしれませんが、清潔感があり、窓側の部屋であれば光が入ってくるので、快適に過ごせるかと思います。
なお、部屋数が多い上に壁が薄いせいか、通路側、隣接した部屋から音が聞こえることがありましたので、騒音が気になる方は耳栓を持っていくと良いかと思います。
アメニティ類、冷蔵庫など、細かいところに気が利いているのに、1泊当たりの宿泊費用がかなり安く、台南の繁華街中心部にあって観光に便利なので、かなりコストパフォーマンスは良いのではないでしょうか。

台鉄台南駅からは少々歩きますが、観光拠点としてはかなり便利な場所にありますし、カードキーの返却をする必要もないので、気軽に利用できるホテルだと思います。

移動手段が徒歩だけでも満足できる旅行を台南でしたい!
宿泊費用を抑えたいけども、清潔感は欲しい!と言った時であれば、なかなか良い選択のホテルですので、台南の宿泊先に困ったときは、検討してみてもいいかもしれません。
ちなみに、T-Bikeステーションが近くにあるので、自転車を活用した観光も楽しめるかと思います。

それでは!

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