九份山城創作坊で可愛いシルエットに一目惚れした手作り香炉をお土産に買ってみた

お土産

九份の隠れ家のような山城創作坊でお土産を買ってきた記事をぺちお(@hao2taiwan)が書いてみました。

九份山城創作坊で可愛いシルエットに一目惚れした手作り香炉をお土産に買ってみた

九份に行ったときにいつもお茶を飲みにお邪魔する山城創作坊shān chéng chuàng zuò fāngさんで可愛いシルエットの手作り香炉(ハンドメイド香炉)を見つけたのでお土産に買って来ました。

九份でお茶をするなら山城創作坊さんがイチオシ(2016年1月編)
2016年の年始、山城創作坊さんで飲むお茶で年明けを祝おうと考えて九份に行ってまいりました。しかしまさか、年始の九份がぺちおの予想を超える状態になっているとは思いも寄りませんでしたが・・・。 山城創作坊さんの所在地は、前回の記事でもご紹介させていただきましたが、こちら。 九份のメインストリートから横に入った道の奥の方にお店があります。 山城創作坊 住所:新北市瑞芳區基山街193號 営業時間 AM1...

 

九份山城創作坊への行き方

山城創作坊が庵を構えている場所は九份老街の端に位置するため、九份老街の一般的な入り口(セブンイレブン九份門市が近くにある入り口)からお店に向かって歩いていくと結構な距離になります。
また、距離ももちろんのこと、九份老街の街中を通っている道はアップダウンが激しいので歩くだけで息切れをすることも。そして有名な観光スポットでもある九份老街は、訪れる観光客数が多いためにどの時間帯も非常に混雑しています。時期や時間帯によっては、人混みをかき分けながら歩くことも必要で、歩く距離以上に疲労を感じることもあるでしょう。

 

山城創作坊 住所:新北市瑞芳區九份基山街193號

 

で、何が言いたいかというと、九份老街の真ん中を通らずに九份老街裏手にある聖明宮から山城創作坊へ向かうことも可能というお話です。
聖明宮から山城創作坊には歩いて2~3分と非常に近く、観光客がそれほど多くない道(階段を上り下りしますが・・・)を通るのでストレスも少ないでしょう。
でも、そもそも九份老街を通らずに聖明宮へ行くためには、バイクか自転車が無いと難しいので、公共交通機関以外の交通手段をお持ちの場合にのみ使用できる裏技と思っていただければと思います。

 

また、聖明宮手前から山城創作坊へ至る細道もありますが、住民の方の生活圏ということもあって観光客が気軽に立ち入る雰囲気ではありませんのでご注意ください。

 

九份山城創作坊について

山城創作坊は、水彩画書道彫刻陶器と言った芸術品の創作活動を行っている芸術家の胡宗顯さんが2006年に設立した工房で、胡宗顯さんと郭青榕さんご夫妻が運営をされています。また、胡宗顯さんのご夫人である郭青榕さんも陶芸家として活躍をされていて、ご夫妻で創作された柴燒作品を発表されたこともあるようです。

現在、工房の1階では美しい手作りの陶器が展示、販売されており、まれに手書きの風景画や書作品を購入することができるそうです。
工房の2階は、胡宗顯さんとそのご友人の方の多くの作品が展示されており、工房で生み出されてきた世界観や美意識を目にすることができます。また、壁に書かれた書や絵画は、胡宗顯さんが生み出した作品の一つです。

 

そして、3階に用意されている侘び寂びの骨頂ともいえる茶室では、九份の街並みを見下ろす美しい景色を見ながらお茶を楽しんだり、庵主(胡宗顯さん)が創作活動をしていく上でコンセプトにしている禅スタイルの幽玄な美的感覚を体験することができます。

ちなみに柴燒(柴焼)は、釉薬をかけずに窯の中でじっくりと焼き上げる陶器の呼び名で、日本で焼締め締焼きと呼ばれる陶器と同じものです。干された薪=柴で焼くので柴燒と呼ぶとのこと。

山城創作坊では、胡宗顯さんと郭青榕さんが創作された陶器を購入するだけでなく、お茶とお茶菓子を3階の茶室で着席してゆっくりと楽しむことができます。
なお、営業日・営業時間は、基本的に休日は無し(中秋節や新正月期間、旧正月期間は休みの可能性あり)のAM10:00~PM8:00ですが、創作活動や展示会への出展などで休業することがあるため、九份山城創作坊のフェイスブックページで営業状況を確認してください。

 

一目惚れした手作り香炉を愛でてみた

場所は変わって日本。
台湾旅行から帰ってきたぺちコンビがお土産として買ってきた手作り香炉と対面するときがやって来ました。

ちなみに手作り香炉のお値段は数百元~数千元と幅があって、ぺちコンビが購入した香炉は600元~800元くらいだった気がします。うろ覚えだが・・・。

さて、ぺちコンビが購入した手作り香炉3点を拝見していただきましょう。
まず一つ目の手作り香炉ですが、素朴な味わいが感じられる土のような質感とぷっくりとした可愛らしいシルエットに癒されませんか?

 

次の手作り香炉は、丸々とした形をした先ほどの香炉と違って、3方向に飛び出た角が特徴です。こちらの香炉は、急須のような茶器にも見えます。

 

上から見ると装飾がはっきりとします。丸々とした香炉は、蓮華の花びらのような文様が描かれており、花瓶をイメージしているかのような意匠が感じられます。

 

急須のような香炉は、上から見ると太陰太極図(陰陽太極図)にも見える形をしており、給気口が上面に多く開かれているのが特徴です。

 

最後の手作り香炉は、古代に使われた祭具を偲ばせるような味わいが特徴だった先ほどの香炉と違って、ごくごく一般的な装飾が特徴です。
香炉としてだけでなく、花を一輪挿して花入れとして使うのにもピッタリな可愛らしさ。一般的にはこのスタイルの香炉の方が部屋のインテリアと合わせやすいかもしれません。

 

一目惚れした手作り香炉でお香を焚いてみた

愛でているだけでなく、実際に使わなければ道具としての本領は発揮されません。
ということで、愛でるだけでなく実際にお香を焚いてみることにしました。

まず香炉の蓋を開けて適量のお香を底に敷き詰めます。粉末のお香を使う場合は敷き詰める際、火をつけやすいように山型に盛ると良いでしょう。そして盛ったお香に火をつけて蓋をします。これでお香の香りを楽しむ準備完了です。
また、使用するお香は粉末状のものだけでなく、棒状のものでも刻まれたものでも大丈夫です。要は香炉の中にお香が収まれば良いのです。

 

火をつけてしばらくするとお香の煙が香炉上の排気口から立ち昇ってきます。
この時、以下の写真のように無理な構図で写真を撮影すると、
煙を吸い込んでむせること間違い無し
健康被害を防ぐためにも、このような撮影方法は避けられるが吉です。

なお、お香を何回か焚いていくと、香炉の内側に炭や油が付着し始め、艶やかな色合いで宝石のように美しい表情を見せ始めます。このコクのある濃い琥珀色の積層物には、お香の成分と香りが幾重にも重ねられており、香炉を温めるだけでも香りが立ち昇って来ます。
もちろん香炉の内側だけでなく、香炉の外側も茶器と同様に使えば使うほどに色合いが変わっていきます。これからもどんどん使って自分好みの香炉にしていきたいですね。

 

こんな感じで、一目惚れした手作りの香炉をたっぷりと愛でつつ、涼やかで甘いお香の香りを楽しませていただきましたが、ぺちこさんはいかがでしたか?

ぺちこ
ぺちこ談

ε=ε=ε(′д`||)ゴホゴホッ(||′д`)з=з=з

おっと失礼。お香を多く焚き過ぎたようです。
皆様も自宅でお香を焚く場合は、お香の量は多すぎないように注意しましょう!

それから、お香を焚く場所は匂いが強い場所だけでなく、風水的に運気を呼び込みたい場所で使われることが多いそうです。
そう考えると、気の出入りが多い玄関でお香を焚くのは良い気を呼び込むため、トイレでお香が焚かれることが多いのは匂いだけでなく悪い気(邪気)を払いたいという意味があるからなのでしょう。色々と勉強になりますね!
それでは~。

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