はい、ぺちおです。皆様ご機嫌麗しゅう。
今月末の台湾は台風が来ているおかげで大変なことになっているとかなんとか、
被害が無いと良いですなあ。
さて、台風が来る前に台湾を脱出できて、今年一番の運を使い切ったぺちお・ぺちこ。
台湾旅行中も一生分の運を使い切るくらいに、食べたものほとんどが当たり。
その中でも、台北に到着してすぐに食べたスイーツがかなりの旨味でございました。
そんなスイーツ様はどちらで食べることが出来るかと言うと・・・。
圓山
お隣の劍潭駅は士林夜市が有名ですし、もう一つのお隣駅である民權西路駅は晴光夜市があったりするわけですが、圓山駅周辺は、臨済護国禅寺、圓山大飯店、圓山遺跡、大龍街夜市、台北故事館といった有名どころはあるとはいえ、日本人観光客が訪れる頻度は少ないのかなという印象。
そんな少々影が薄そうな(あくまで個人的な主観ですよ!)圓山駅ですが、台北花博農民市集が開催されていることを知ったおかげで、ぺちお的には評価が鰻登り中であります。
とはいえ、台北花博農民市集だけでは少々インパクトが弱いわけでして、
そんな時に重要なのは何か・・・、そう、それは・・・。
美食(グルメ)
旨いものがあれば、少々僻地でも、田舎でも、崖の上にあろうが、谷の合間にあろうが許されるわけですよ。
と言うわけで、ぺちおに言われ放題の圓山駅周辺に、有名なスイーツ屋さんがあるとの噂を聞きましたので早速突撃してまいりました。
この日は、台南から台北への移動日。
朝の8時28分台南駅発の普悠瑪に乗って台北へ向かいました。
ぼろい列車に乗るのが大好きで乗車をひたすら避けてきた普悠瑪さんでしたが、
乗ってみると快適さに驚嘆。
やっぱ新しい列車は違うな!
ひゃっはー!王侯貴族になった気分だぜ!
普悠瑪内での与太話は置いといて、無事に台北に到着。まあ台南から台北に移動するなら、高鐵使うより普悠瑪一択だねと言ったところですわ。3時間弱で到着するし(台南から高鐵を利用しようとすると、沙崙駅で乗り換えしなければならないのでひと手間かかりますゆえ)
台北駅に到着した後は公車(公営バス)に乗り、國寶飯店目の前のバス停で下車。
そのあと、バス停近くにある宿泊先のホテルに小走りで向かい、荷物を預けて台北観光開始でございます。
台北観光の初めは、台北花博農民市集に限るぜえ・・・。
なんてことはないのですが、この日はちょうど日曜日。
土日に圓山駅近くの花博公園で、台北花博農民市集が開催されていることは分かっておりましたので、圓山駅で下車して台北花博農民市集に突撃であります。
この時の台北花博農民市集は、彰化縣(台湾中部)近隣からの出店だった様子。
以前訪れた時と比べると、出店数は少なかったです。
また、出店数が少ない為なのか、暑さの影響かは分かりませんが、ブースを訪れる人の数もまばら。これくらいの方が快適にブースを回れるので良いのですけどね。
一通り出店ブースを眺めつつお土産を買っていると、ぺちこ先生の腹減った攻撃が開始され始めました。ええ、お腹が減ると機嫌ゲージが下がっていくんですよ、この人。
まだ4日間は台北にいるので、ここで機嫌を損ねると色々と問題が発生します。
と言うわけで、お食事処を探すことになりました。
なお、スイーツをいただく前に、ご近所にある麺屋さんで食事をしたわけですが、その話はまた今度と言うわけで、やってきましたよ「冰山5角」。
実は「冰山5角」は結構有名なお店で、「冰山麵茶」も人気があるスイーツだった様子。後で調べたら分かったわけですが・・・。
ちなみに麵茶は、台湾の伝統的な懐かしい食べ物だそうです。なお昨今は、食べられるお店がほとんどなくなっているとか・・・。
暑くて溶けそうなので、早速入店しましょう(この日の最高気温は、37℃でした・・・)
注文は、店頭にあるカウンターで行うタイプ。
店頭のカウンターで注文し、支払いを済ませてから店内の座席に着席します。
なお、注文するスイーツによっては、トッピングを選べる様子。
今回注文した冰山麵茶は、トッピングは選べず固定(もしかしたらトッピングの追加をできるかもだが・・・)
店頭の入り口は、こんな感じでビニールで仕切りがされていまして、店内の冷気が逃げないようになっています。なかなかの気配りですな。クーラーがついていても、冷気が逃げてしまうと暑く感じますからね。
店内の壁を見るとメニューが張られていました。
よく見ると、冰山麵茶以外に紅豆牛奶冰(あずき入りのミルクかき氷)も人気の様子。
杏仁好きのぺちおとしては、杏仁茶も気になります。
夏季期間に食べることが出来るかき氷一覧の写真も壁に貼られています。
仙草好きのぺちおには堪らないラインナップ。しかしこの時は提供されておらずガックリ。
冬季期間の商品ラインナップはこちら。麵茶+碰餅が気になる・・・。
これは冬季にも訪れなければなるまい。
なんて言っているうちに注文した麵茶が出来たようで、お店の人に呼ばれました。
暑さで溶け始めていたぺちおに気を使ってぺちこが品物を持ってきてくれたわけですが、
カウンターで受け取ってきてくれたものを見てびっくり。
なんときな粉まみれじゃありませんか!
「なんだこれ、きな粉タワーじゃねえか・・・。どうやって食べるんだ・・・。」
少々戸惑いつつも、早速スプーンをきな粉タワーに差し込むと、お店の人が一言。
「吸わないで!吸わないで、食べて!」
ほう・・・、確かに吸ってしまうとむせてしまうことは明白。
では、お店の方の言う事を聞いて、細心の注意を払いつついただくことにしましょう・・・。
!?
なんだこれ・・・!!
美味しいぞ!
構成される具材は、
紅豆(あずき)、仙草ゼリーと芋圓団子(タロイモの団子)、黒糖蜜、そしてゴマが少々かけられているきな粉、最後に氷。
この様々な具材が見事に調和しており、今まで食べてきた台湾スイーツの中でもトップ10に入る幸福感でございます。そして、口に含んだ時に感じられる優しい甘味と懐かしさを感じさせる風味は、芸術と言っても過言ではないほど。
そして、氷で冷やされていることで、台湾で暴飲暴食を繰り返して胃もたれ気味のぺちコンビでも食べることのできる清涼感に溢れております。
マンゴーや、チョコレートなどのモダン具材とかけ離れた、
台湾ノスタルジックの凝縮と言ってもいいこの一品。
まさかの伏兵です・・・・・!
ちなみに注意して食べないと肺に入ってむせます(3回くらいむせて、きな粉吹いた)
しばらく食べていくと、こんな感じできな粉が湿ってきていい塩梅になるわけですが、これはこれで味わいが変わって美味しい。湿らないうちは強く香るきな粉の風味を楽しみ、湿ってきた後はきな粉の優しい甘みを楽しむ。1度で2度美味しいスイーツですわ!
ということで、ご馳走様でした!
意外や意外、まさか圓山でこんな名品をいただくとは思ってもいませんでした。
しかも珍しく、ぺちお・ぺちこ共にお気に入りスイーツに認定です。
なんか垢抜けないよねえ~?とか思ってはいけない。
その味わいは、並み居る台湾スイーツを押しのけるほどの実力派でございますよ!
特に強みと感じられる味や甘味などはありませんが、暑い時期になればなるほど、この懐かしい甘さと涼しさを持つ麵茶は実力を発揮します。
夏の圓山に訪れることがあったら、一度は食べてみないと損ですぜ。
それでは!
冰山5角 住所:台北市大同區酒泉街10巷5號
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