こんにちは。
ここ数日間、連続して暑苦しい記事ばかり書いたことで脳みそがオーバーヒートしてしまい、頭痛的な事象が発生。致し方なくサロンパスローションを頭皮に塗ってひんやり。
うほ~、気持ちいい~。うっへっへへ。
などと阿呆な事をやっていたら、塗りすぎたサロンパスローションが垂れてきて目に直撃。
頭痛を解消するどころか、新たな負傷患部を増やしてしまい悶絶しているぺちおです。
さて、皆様。
台北の雙連駅、民權西路駅近くには、こんな建物があったりします。
まさかあの有名人が台北に居を構えている!?と勘違いしてしまいそうになりますな。
実は賃貸マンションで日本人が住むことが出来るという噂の小室〇哉ビルに限らず、気になる日本語を都市部で見ることが出来る台湾。
その勢力は台北だけにとどまらず、台南にも進出しておりまして、見つけたのはこれ。
う た ま ろ
日本の味・・・。
営業時間は、PM6:00~PM11:30と怪しさ満点。
看板には、日本の漫画、週刊誌類の名前が並んでおりまして、何のことやらと言った様子。
しかし、うたまろと言うと少々卑猥なお店なのではと勘ぐってしまうのは、心が汚れているからでしょうか。
実は上の看板、台南で宿泊したホテルのコインランドリーが全て使用中だったために、新光三越にほど近いコインランドリーに向かう最中に見つけたわけです。
まあ、お前らの洗濯なんかどうでもいいと言う声が聞こえてきそうなので、そこら辺の話は省略させていただきます。
こちらが問題のう た ま ろ店頭の様子。店内を覗くと、結構な数のお客さんがいらっしゃいまして、ある方は食事をしたり、ある方は読書をしたりと思い思いに楽しまれている様子。気になる・・・。
先ほど見かけた看板が気になりつつも、次の日以降の観光に備えて屈臣氏(watsons)で衛生紙を買ったりしていたわけですが、一通り買い物が終わるとぺちこが、「腹減った。ビール飲みたい。あとポテトサラダ!」と喚きだしましてね。
「居酒屋でまったりしたい!何かをつまみながら、静かに晩酌したいのよ!」などと、超無茶ぶりもしだす始末。
台南でそれ言うんかい~!(ノ=゚ロ゚)ノ ⌒┫:・’.::
まあ、折角のリクエストを無下にするわけにはいきませんので思案してみると、ぺちお達が宿泊している周辺は、カラオケスナックやら、カラオケ居酒屋などの日本人駐在員(?)向けの飲食店が多く、お酒を飲むには困らなそう。
しかし、静かに晩酌となると難しい。そこで出てくるのが、
う た ま ろ。
さきほど店内の様子を確認した時に、お客さんがビールを片手におつまみを食べていたので、ぺちこが要望する静かに晩酌!が実現できるのではないかと判断。
と言うわけで、再度やって来ました。
う た ま ろ
早速入店することにしましょう。
入店するとびっくり、まさにここは、日・本(感無量)
なんてことはありませんでしたが、地元の居酒屋に入ったかのような雰囲気。
あえて言うのであれば、う た ま ろ風味の趣を感じます。
入店時に一番びっくりしたのは、「いらっしゃいませ~!」と言われたことでしたけどね。
座席は、横並びのカウンタータイプと畳が敷かれた小上がりタイプの2種類。
小上がりタイプは、靴を脱いで着席です。
なお、歩き回って足が匂うのでは!?と疑われる方は、横並びカウンターに座るが安全なり。
店内には日本を思わせるようなポスターが貼られておりまして、
なかなか洒落ております。まあ、中国語だが。
テーブルの上にはこんなものが。レートの是非はともかくとして、手持ちの台湾元残高が心細い時に日本円が使えるのは嬉しい。
置かれている調味料も居酒屋風味。ティッシュは台湾風味だが。
なお、店内には本棚がいくつかありまして、出口近くの本棚には日本語雑誌、新聞、週刊誌。
店内奥、短い階段を上って左手にある本棚には、日本語の漫画単行本が用意されていて、店内で食事をするときは自由に読んで良いとのこと。
メジャーな漫画(ワン〇ース、進〇の巨人)も揃っており、ちょっとした暇つぶしもできそう。ちなみに、漫画を読む時に気になるのは環境音の大小ですが、皆様静かにお食事をされておりましたのでまったく気になりませんでした。
時折聞こえる会話も騒がしくなく、非常に好印象。
そして、居酒屋っぽい雰囲気でありつつ、時折感じられる生活感のお陰で居心地は非常に良く、不思議と長居したくなります。
さあ、十分まったりとしましたので、お目当ての料理を注文していこうと思います。
メニューはこんな感じ。昭和時代の蕎麦屋、定食屋にあったかのようなメニューです。
おお~。日本語だよ日本語。料理も、いかにも日本の居酒屋ぽいラインナップ。
イカの塩辛や、たこわさびなんていう、日本の居酒屋必須の珍味もあります。
定食も充実。しかし、台湾でかにクリームコロッケを見かけるとは思いませんでしたな。
しかも料理名だけでなく、料理の説明も日本語で記載されている親切仕様です。
なお、お値段は少々高めですが、食べてみないと判断はできませんぜ?
肉系揚げ物が充実しているのは、台湾だから当たり前じゃね?と言うところですが、なんと焼き魚系の定食もあったりします。さすがに刺身はなさそうだがな!
重量級の定食以外にも、焼きそばやお茶漬け等の軽食もあるという恐ろしさ。
また、組み合わせ定食なるものもあって、とんかつONとんかつ定食!と言った、超重量級定食を食べることも可能な様子。
なお、特筆すべきは、定食を料理のみで注文すると、40元安くなるという事。
なるほど、おかずをツマミにビールを一杯という人がいるんでしょうな。
そして定食は、ごはん・みそ汁・キャベツのお替わり無料!
もう少し食べたいと言った時にお替わりが出来るのは助かりますね。
なかなか色々と気が利いております。
メニューの写真を撮りまくっていると、すでにぺちこが小生意気に、
朝日生ビール(500mlジョッキ)を注文して一人晩酌を開始しておりました。
しかし、この写真だけ見るとどう見ても台湾にいるとは思えない。
おっと飲み物のメニューもありますのよ。
ビール、日本酒、焼酎、サワー、ソフトドリンクとか、どう見ても日本の居酒屋です。
ちなみに酒類には枝豆がついてきます。素敵。
さあ、注文した料理が到着でございます。隣のぺちこーるは、ポテトサラダを頼んで酔っ払っていましたので、ぺちおは自分の食事だけ頼んでおきました。
ポテトサラダだけかと思いきや、イカリングフライも頼んでいやがった!
まあでも美味しいから許す!でももう少し肉厚だともっと満足する!
ガチ食いですよ。ガチ食い。組み合わせ定食を頼んでしまいました。
チキンカツ+とんかつという、TPOなんのその、栄養バランス無視街道まっしぐらの組み合わせです。
摂取カロリーは気になるところですが、食べてまいりましょう。
ごくり・・・。
かつ丼にも早変わり。なんちゃって。
むむっこれは・・・!
うむ。お母ちゃんのトンカツだね!
そう、サ〇テンや和〇、ま〇泉と言ったとんかつ専門店の味とは違い、とっても家庭的な味。
でも、なんか知らないけど安心します。
とんかつにかけられているソースは、お母ちゃんが子供でも安心して食べられるようにしてくれたかのような甘辛で、久しぶりに実家に戻ってきたような懐かしい味。そして、食べれば食べるほど、うんうんこれこれと頷いてしまう。
お味噌汁もハナ〇ルキ風味でなかなかの旨味。煮詰められてしまったのか、ちょっとだけ塩気が強く感じるのも実家飯っぽい。
あ~これ、日本から台湾に仕事で来た人が食べたら胸キュンする味ですわ。それに静かでまったりとしたお店の雰囲気と相まって、実家でご飯を食べている感覚に陥いる!
ホタテフライもなかなかの美味。ホクホクとしており、小粒ながらも旨味。
ひとりでカツをがっついていると、横で台湾ビールを頼む声。
頼んだのはぺちこでしたけどね。まだ飲むんかい・・・。ほらもう帰りますよ・・・。
と言うわけでご馳走様でした。何というか、特別美味しいというわけではないんですよ。
定食類、軽食類の価格的は、近隣の飲食店と比較して高めですしね。
でも、台湾の一般的な居酒屋、熱炒と違って、静かにお酒、食事を楽しめる。
台湾の一般的な飲食店での食事だと、少々せかされる感じがありますが、こちらのお店はそんなことは無い。しっかりと自分のペースで食事をすることが出来ます。
その上、中国語、英語に不安があっても、日本語での接客(台湾の若い人凄いわぁ・・・)なので安心感抜群。のんびりと漫画、雑誌を読みながら休むことが出来るのも素晴らしい。
また、台南にある飲食店としては営業時間がPM23:30までと遅めなのも、
一日の観光が終わった後に食事や晩酌する時に便利だったりします。
食事は要らないけど、雑誌を読みながらくつろぎたい!と言う場合もありますが、
ソフトドリンクも用意されていますので大丈夫。
それに、ソフトドリンクは40元と、近隣のカフェ、飲食店で頼むのと変わらない価格ですので、漫画喫茶のようなイメージでの利用もできると思いますよ!
台南で路頭(?)に迷ったり、日本食が食べたいなあとか思ったり、畳の上で食事したいなあと思った時は、こちらのお店で食事をするのも悪くないと思います。
もし機会があったら、挑戦してみてくださいね!
歌磨うたまろ(UTAMARO) 住所:台南市中西區民權路2段76號
ちなみに台南以外に新竹にも店舗があるそうです。
以前は台北にも店舗があったそうですが、日本語を話せるスタッフの方が辞めてしまったために台北店は閉店したとか。残念至極でございます。
なお、小皿は「おいしい」ではなく、「いちばん」でした。どこに売ってんだ・・・。
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