台中 台中肉圓で食べる肉圓のお陰で肉圓嫌いが克服できたの巻

台湾グルメ

今日の記事は、ぺちおにしては珍しく台中市内の記事。
そして短めです。まあ、例によって食べ物ネタですがね。

さて、台湾で食べられる有名な食べ物の中で、
ぺちおがひじょ~に特異な存在と感じる食べ物があります。

そ・れ・は、

肉圓(肉丸)

 

口に含んだ時のぬるぬる、ぶにぶにとした食感。
なんか知らないけど、違和感を感じる香り。
見た目もさることながら、食感と香りが特徴的で、好みが大きく分かれる食べ物。
というか、観光客に人気があるという情報を見たのですが、本当なんでしょうか。
少々眉唾なんだが!

 

ちなみに、提供するお店によっては、肉圓にかけられているタレや肉圓の具から、
臭豆腐のような匂い立つ香りがする場合もあり、美味しい美味しくないよりも、
食べられるか、食べられないかが基準になる、得体のしれない物体であります。

なお、肉圓は、台湾の地域によって調理方法が異なるらしく、
九份の肉圓は蒸したもの。台湾の南の方だと肉圓を揚げているそうです。

さて、揚げたものと蒸したもので何かが変わるの?というお話ですが、
揚げた肉圓は、蒸した肉圓とは比較にならないほど美味しいとの噂。
そんな噂を聞いたら食べないわけにはいかない!
と言うわけで、台中で食べることが出来る揚げ肉圓に挑戦してまいりました。

 

 

この日は、最初の滞在先である桃園空港から台中に統聯客運のバスで直接向かいました。
なぜバスにしたかと言うと、重い荷物を抱えての乗り継ぎは避けたかったからです!

今回の旅で、オンラインで切符の予約ができることも分かった統聯客運バス。観光客にはうれしい存在です。

 

統聯客運のバスは、座席数が少ないこともあって足元が非常に広く、足も延ばせて快適。
また、冷房もガンガン効いている上に、座席にはUSBポートが用意されていたりと、いたせりつくせりの状態。
そして、終点の台中駅までの所要時間は約2時間弱
交通機関の乗り継ぎで発生する待ち時間が不要なので、複数の交通機関を利用する場合に比べて台中駅に早く到着します(道路の混雑状況にもよりますけどね)
その上280元と格安の運賃。
今後、桃園空港から台中に向かう時に高鐵を利用することは無いでしょう・・・。

國光客運のバスより座席シートが快適でございました。

 

台中駅前には、2時間15分程度で到着しました。1年ぶりの台中です。ワクワクしますね!

以前と変わらず、駅前の大通りはバスが止むことなく運行していました。MRTが完成したらこの様子も変わるんでしょうな。

 

今回宿泊するホテルは、新台中駅駅舎側にありました。ホテルの宿泊レポートは、また今度記事にします。

いまだ未完成の新台中駅。近隣の駅も、ほぼ同様の無機質なデザインになる様子。まあ、トイレの数はもっと増やした方がいいと思う。

 

さて、ホテルでチェックイン完了後は、ホテル周辺を散策。
台中駅のこちら側に来たことが無かったので知らなかったのですが、思った以上に飲食店が多い!これは期待できるんじゃないでしょうか。

家楽福(カルフール)も近くにあるので、とっても便利です。

 

しばらく駅の周りを歩いているうちにお腹が減ってきました。時計を見るとすでに夜の6時。
さあ、ご飯タイムです!

 

今回宿泊したホテルの周辺は飲食店が多く、選ぶのにかなり悩みましたが、
「台中の肉圓が美味しいって聞いた!」というぺちこの話を信じて、
こちらのお店に入ることにしました。

 

台中肉圓 住所:台中市東區大智路44號

 

しかし、以前に九份老街のとあるお店で食べた時は、少々許しがたい匂いのお陰で、
肉圓を全く美味しいとは感じられなかったトラウマを持っているぺちおとぺちこ。
どうなることやら。

かなり不安だったりします。まあ、ダメだったら、近隣の飲食店で上書きすればいいわけなので、挑戦してみましょう。

 

料理の注文は例によって、この紙に入力したあと、従業員の方に渡すタイプ。
なお、代金の支払いは、食事が終わった後の後払いです。

不安があるうちは、必要なものだけを注文するが鉄則。でも、どれも美味しそうに見えて目移りしますね!

 

店内はこのように簡素で清潔感があります。日中の昼ごはん時間帯に見かけた時は、お客さんで座席が埋まっていましたが、夕ご飯間近の時間帯はこんな感じで空いていることが多い様子です。

なかなか広々としている店内。お店の広さに比べて座席数が少ないのは、持ち帰りする人の方が多いからだろうか。

 

今回は、肉圓を2種類注文することにしました。
不加辣(辛さを追加しない)と、加辣(辛さを追加する)です。
辛いタレやソースが加わると味が変わりますからね。
台中肉圓の実力、しっかりと見極めさせていただきまっせ!

他には何も頼まない男気溢れる采配です。

 

注文票を従業員の方に渡してしばらくすると、注文した料理が到着しました。

こちらは、不加辣な肉圓

ぬめ~りとした外見。これだけ見ると離乳食に見えないわけでもない。

 

こちらが、加辣な肉圓
タレがかかっているかかかっていないかの違いだけですね。

こちらは離乳食にカレーがかかっているかと思うような外見。う~む。

 

さて、鬼が出るか蛇が出るか分かりませんが、

不安を胸に実食タイム開始です。

不加辣な肉圓から、確かめていくことにしましょう。

 

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!!!

 

おおっ!?
予想を超える美味しさ!
ぺちおが苦手とするブニブニとした食感は全くなく、非常に弾力的な皮を噛むたびに、口の中に優しい甘味が広がり、思った以上の旨味!
そして餡(肉)には臭みが全く感じられず、風味も良い。
揚げられているモッチモチの皮との相性も抜群ですね!

タレも秀逸!
台湾飯にしては、味付けが濃いんじゃね?と思うくらいにしっかりと塩がされていまして、ほんの少し甘めのタレがそれを下支え。
また、タレからは薬膳風味を感じ取れますが、強めに感じる塩気が味のバランスをとっており、全く嫌みが無い。

優しい甘さで噛み応えがある皮と、台湾飯からぬ味付けのタレ、素晴らしい調和です!

正直に言おう。旨い!これが40元とか、価格破壊ですよ!

 

不加辣な肉圓に味を占めたぺちコンビ。
加辣な肉圓も食べてみました。

 

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!?

 

なーるほど!
不加辣な肉圓と全く違った味わいです!

加辣な肉圓には、不加辣な肉圓にかけられているタレとは別に、
とろみにある辛いタレがかけられております。

相互のタレを混ぜながら食べると、不加辣な肉圓にあった優しさが厳しさに早変わり。
味が引き締まります。辛みの有る無しだけなのに、全く違う食べ物。

不加辣な肉圓が調和がとれた味、安定感のある風味を楽しむ食べ物であれば、
加辣な肉圓は、お互いに負けじと主張しあう、塩気、辛さ、甘さの戦いを楽しむ食べ物。
そして!その戦いを見守る包容力たっぷりの皮!

こりゃあ予想を超えるQQ美食ですよ!!!

結構辛いので注意が必要ですよ!

 

美味しくいただけました!!!

なんというか、味付けが素晴らしいですね!
台湾らしい味付けのタレなんですが、
変な甘みが全くなく、薬膳風味も抑えられていて予想以上の美味しさ!
蒸された肉圓と異なって、揚げられた肉圓もしっかりとした食感でぺちお好み。
優しい甘味とQQ具合も相性が良く、食べごたえ十分です。
このクオリティなら人気があるのも納得ですね。
なお、ぺちおがまた食べるのであれば、不加辣な肉圓です!

しかし、今まで持っていた肉圓に対する印象ががらりと変わりました。
なんたってこの日以降、台中滞在時はほぼ毎日肉圓を食べるようになりましたからね。
台中肉圓の肉圓、挑戦する価値ありですぜ!

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