初めて台湾旅行は、JTBのフリープランツアーパックを利用したのですが、
その時に台湾現地の添乗員の方に言われた、衝撃的な言葉を未だに思い出します。
現地添乗員「美味しいもの食べたいなら、夜市屋台で食べない方がいいよ!」
おいおい、自分の国の観光資源を否定してどうするんだ・・・、
などと思ったもんですが、今更ながらその意味が理解できるようになりました。
屋台で有名になって実店舗を構えたりするお店もあるわけで、
全部が全部駄目というわけではありませんが、確実なのは確かに屋台飯より店舗飯ですわな。
さて、たまには台北ネタ。
寧夏夜市の通りに新規新鋭の店舗を見つけたので食事をしてみました。
その日は、朝からレンタルバイクを借りての観光を決行。
まあ、最初から予定が決まっていたわけではなく、洗濯を中心に考えていたらそうなったわけでしてね・・・。
皆様も夏の台湾に行く場合は、着替えを沢山持っていくようにした方がいいですよ!
レンタルバイクを借りた後は、兆豊国際商業銀行に寄って両替。
何やらバナナ農家救え!というキャンペーンを開催していたようで、
バナナをいただいちゃいました。
そのあとは、寧夏路にある小北百貨でお買い物。
ぺちお・ぺちこの台北旅行定番コースですな・・・。
まあ、洗濯、生活必需品の買い出し、近隣でランチの流れは、
旅行と言うより生活にしか思えないのだが、それはあえて考えないようにする。
さて、寧夏路に来たという事は、美食巡り開始の狼煙が上がったのと同義。
寧夏路沿いの飲食店で食事をしなければなりません。
かといっていつも同じところで食べるのもどうだろう・・・と、
独り言を言いながら寧夏路をうろちょろしていると、
2016年の台北旅行時には見かけなかったお店を見つけました。
で、その新しいお店と言うのがこれ、「干單食堂(SIMPLE DINER)」。
2017年の5月頃に新規開店したらしい。
お店の場所は、ここ。
営業時間は、AM4:30~AM0:00と、かなり長め。
干單食堂 住所:台北市大同區寧夏路22-7號
お店の外観は、このようになっていまして、
店頭にあるカウンターで注文、支払いを済ませるタイプ。
主力となる花捲堡(花巻バーガー)は、梅干扣肉花捲堡(客家料理の漬物である梅干菜と煮込んだ豚肉を挟んだ花巻)、照燒梅花豬花捲堡(照り焼きにした豚肉と梅肉を和えたものを花巻で挟んだもの)、墨西哥雞柳花捲堡(メキシコ風に味付けした鶏のささ身を挟んだ花巻)の3種類。
なお、梅干扣肉は客家料理で有名な料理、一度は口にしたことがある方は多いかと思います。
塩気が強く、梅の風味が食欲を誘うトロトロの豚肉は、ご飯を3回くらいお代わりできるくらいの美味しさ。でも、花巻との相性はどうなんだろうね。
花巻バーガー以外に、ドリンク類も販売している様子。
まあ、ドリンク単体で頼むというより、セットメニューで花巻バーガーと組み合わせて買うのが基本でしょうな。
セットメニューも豊富な様子。
と言うか、ご飯ものと花巻バーガーをセットにするとは、なかなか野心的ですな。
おニュー(死語)なお店ですが、セット価格は良心的な、3つ選んで130元。
まあ、ここでセットメニューを食べた日には、お腹がいっぱいになって動けなくなるので、
単品を注文するけどね!
注文完了後は、適当な座席に着席してまったり。早く来ないかな~と期待しつつ、調理場を眺めつつ待ちましょう。
さあ、寧夏路期待の新星。
花巻バーガーが到着です!
これは、照燒梅花豬花捲堡。
見た目は、照り焼きと言うより、野菜炒めの豚バラに見える。
梅の酸味が感じられる香りがしますな。
これは、梅干扣肉花捲堡。
見た感じは、青菜が挟まれただけの花巻です。
では、実食開始です。
まずは、照燒梅花豬花捲堡から食べてみましょう・・・・・。
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これはいい!
ソースが多いので、花巻がすぐに湿ってしまうのは残念ですが、素直に美味しい!
濃い味付けの豚肉は、花巻からはみ出すくらいに量が多く、食べごたえあり。
そして、塩気が多い豚肉から滲み出るソースが生地が甘い花巻と相性良し。
また、豚の脂っぽさが梅の風味のお陰で中和されて、結構あっさりと食べられる。
タレは焼肉のような感じで、
イメージ的には薄目の豚肉を使った生姜焼きの梅風味に思える。
これは日本人好みの味だ!(個人的主観です!
なお、花巻と具のバランスが非常によく、ボリューム感がかなりのもので、食べごたえ十分。そしてお肉は柔らかく、食べやすい。いいですよ、これは!
次に、梅干扣肉花捲堡をいただきましょう・・・・・。
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なるほど!
これは柔らかい割包だな!(どんな感想だよ・・・)
そのまんまですが、饅頭を花巻に置き換えた割包ですなあ。
ソースが少な目なので、水気がこぼれたりすることも無く食べやすい。
しっかりとした肉質の梅干扣肉も噛み応えがあって、食べごたえがあります。
歩きながら食べるなら、照燒梅花豬花捲堡よりこっちの方がいいね!
ただ、割包の範疇は超えておらず、ハンバーガーとして食べるのであれば、
照燒梅花豬花捲堡の方が美味しくいただけるかも。
挟まれている野菜の種類が増えたり、梅干扣肉の量がもう少しだけ多いと、
味わいは変わるかもしれないなあなんて思ったり。
なお、お肉に含まれる脂のお陰でボリューム感はかなりのものです。
挟まれている梅干扣肉は非常に美味しいので、
食べる季節によって変わる可能性もありますがね(脂や塩気が欲しくなる冬季に食べると、夏より美味しく感じるかもしれぬ)
はい。ご馳走様でした。
個人的趣味ですが、
ハンバーガーとしての完成度を求めるのであれば、照燒梅花豬花捲堡ですな。
生姜焼き風味(?)の完成度が高いソースもさることながら、
お肉が非常に柔らかく、梅の風味とのバランスも良くて、かなり旨味。
そして、甘めの生地のお陰で、お肉とソースの塩気が緩和されており、
懐かしくも優しい味で食べやすい。
また、ハンバーガーのサイズ以上にボリューム感を感じられ、お得感もあります。
気軽に食べるのであれば、梅干扣肉花捲堡一択。
梅干扣肉好きなら堪らないであろう、お肉の旨味と漬物の風味。
そして、お肉を噛み切った後に感じられる、甘味すら感じる脂身。
まさに塩豚肉大好き人好みの味となっております。
また、ソースが少な目なのがいい!
歩きながら食べる時に水分が多いと食べるのに苦労しますが、梅干扣肉花捲堡は比較的汁気が少ないので、周りの目を気にすることなく気軽に頬張ることが出来ます。
化粧している女性であれば気にする化粧落ちも、
梅干扣肉花捲堡であれば気にせずに食べられるはず(本当か?)
寧夏夜市近辺だとライバルが多く、なかなか難しいところではありますが、お手軽感とお気軽感、注文のしやすさと安心感でいえば、干單食堂の花捲堡は結構いい線行っております。
もし機会があったら挑戦してみくださいませ。
それでは!
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