さて、今回は台南グルメ記事です。
この日も朝からバイクを利用しての台南観光。
例によって、訪れる場所をその場その場で決めていく行き当たりばったりな、出たとこ勝負大好きのぺちコンビらしい一日でした。
さて、行き当たりばったりの旅行とはいえ、お腹が減っては戦が出来ません。
とはいえ、食事を優先していると目立った観光地に行くことなく一日が終わってしまう事が多いぺちコンビ(お腹が膨れると眠たくなってしまうんです!)
どこに行こうか迷うなあと思いながら調べてみると、億載金城近隣に虱目魚主題館という施設を発見しました。
億載金城近隣には観光名所も多く、食事をして眠たくなっても何とか観光らしいことが出来るのではないだろうか!?
というわけでやってきました、虱目魚主題館。
虱目魚主題館 住所:台南市安平區光州路88號
実は、虱目魚主題館から道路を挟んですぐ向かい側に億載金城があったりします。
ほかにも、媽祖の巨大な彫像が設置されている林黙娘公園や、非常に綺麗な夕陽を見ることが出来る漁光島が近隣にあるので、観光の合間合間で虱目魚主題館を利用するっていうのも手かもしれない。
虱目魚主題館は単なる飲食店ではなく、虱目魚の歴史などを解説した資料や展示物がる施設です。なお入場料は無料。虱目魚に興味が無くても楽しめる作りになっていますよ!
飲料類、お土産の販売もされており、座る場所もあるので、休憩やちょっとした買い物をするのにも便利です。
1Fにある販売コーナーでは、虱目魚を使った魚醤や化粧品も販売されています。なかなか意欲的な商品展開ですな。
極めつけは、虱目魚アイス!ぺちコンビも食べてみましたが、不思議と癖になる味でした。例えるのであれば、肉鬍が所々に散りばめられたアイス。うむ、美味しくなさそう。
施設内の柱や壁には牡蠣の殻がぎっしり。最初何が詰まっているのか分からなかったのですが、近づいてみたら牡蠣で埋め尽くされていました。凄い。
施設内には、虱目魚お勉強用の展示物以外に、AR(拡張現実)を活用したゲームもあったりして、お子様でも楽しめるようになっています。
さて、本題に戻りましょう。
虱目魚主題館の1Fにレストランがありまして、そちらで食事をすることが出来ます。
席が空いていたら先に着席して良いようです。
注文は、虱目魚主題館の入り口真正面にレジカウンターがありますので、そちらから注文票と筆記用具を取ってきて、記入後にレジカウンターで清算します。
注文できる料理は、単品だけでなくセットメニューもある様子。デザートとして、虱目魚冰棒を注文することも可能です。珍しいと思ったのは、手工純虱目魚魚肉水餃。虱目魚を使った餃子らしい。
今回は、醬佐魚皮と極鮮美魚肚湯と酥炸黃金魚韭力を頼んでみることにしましたが、注文をするためにレジカウンターのお姉さんに注文票を見せると、酥炸黃金魚韭力が品切れとのことでした。仕方ないので酥炸黃金魚韭力の代わりに檸檬鮮煎魚肚を注文することに。
さあ、お目当ての料理到着ですよ・・・!
まずは、檸檬鮮煎魚肚。虱目魚の腹身側を焼いた料理ですな。
こちらは、極鮮美魚肚湯。虱目魚のスープなり。
これは、醬佐魚皮。虱目魚の皮を湯掻いたものらしい。
では、檸檬鮮煎魚肚をいただくことにしましょう。
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うむ、魚!
そう、魚。魚としか言いようが無い。
お腹の周りのお肉ということもあり、脂はたっぷり。
なお、噛むたびに滲み出てくる脂は、虱目魚としか言いようが無いほど癖のあるものなので、
苦手な人は苦手だと思われます。言うなれば、少々淡水魚っぽい感じ。
また、添えられているレモンをかけて、生臭さを抑えると食べやすくなります。
お次は、極鮮美魚肚湯をいただくことにしましょう。
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魚だな!
薬味類と一緒に煮られているという事もあって、虱目魚の特徴ある香りが控えめになっており、こちらは食べやすいですね。塩気もちょうど良く、薬味と虱目魚の風味がうまく調和していて飲みやすい。台南というと味付けが薄いイメージがあるのですが、このスープは塩加減が丁度良く、優しい風味も手伝って飲みやすいです。麺もしくはご飯が欲しくなりますなあ。
最後に醬佐魚皮を食べましょう。
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!!
これは美味しい!
虱目魚皮の食感がプリプリしていて、滲み出てくる魚の甘みが旨味!
癖があることには変わらないのですが、油で炒められたものより、虱目魚の風味が抑えられていて食べやすい。
また、薬味の生姜、ネギと一緒に食べると、薬味の風味で生臭さが抑えられて、魚の旨味をしっかりと感じられますな。
なお、あっさりしているかというとそうでもなく、虱目魚の脂がしっかりと感じられます。
下手すると、檸檬鮮煎魚肚よりも虱目魚の脂を強く感じるかも。不思議ですなあ。
醬佐魚皮には醤油と山葵(わさび)が一緒になって出てくるのですが・・・。
このようにつけて食べるとあらびっくり。お刺身っぽい。醤油と山葵のお陰で魚臭さが無くなり、さらに旨味。蕩ける様な虱目魚の皮をさらに美味しくいただけます。
醤油が甘めなのですが、甘い醤油でよかったと思われるほどの絶妙な組み合わせ。
これが関東地方の塩辛い醤油だと、この味わいは出ないでしょうなあ。
ご馳走様でした!
虱目魚料理としては、一般的な美味しさ。
特に目立ったものはありませんが、安心して食べることが出来るかと思います。
ぺちお的に気に入ったのは、醬佐魚皮。
脂っぽい虱目魚の弱点である脂っぽさを、薬味と山葵がしっかりと抑えていて、
食感も良いのでパクパク行けちゃいます。
また、思った以上に醤油がいい仕事をしており、
虱目魚皮を食べる時に醤油が無いと駄目!と思わせるほど。
醤油自体の風味も良く、買って帰ろうかなと思うほど見事にハマっていました。
展示物の見学なども合わせて食事をするのであればなかなか便利な虱目魚主題館、
機会があったら近隣の観光がてらに寄ってみるのもいいかも。案外楽しめると思います。
それでは。
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