台湾鉄道WEBサイトでは、列車の発車時刻、到着時刻を検索できるページがあります。
しかし、見方がわからないとか、検索方法がそもそも分からない、検索結果の意味も分からないという意見は多いのではないでしょうか。
台灣鐵路(台湾鉄道)の時刻表を検索する方法
*2019年10月現在の時刻表検索、オンライン予約の方法はこちらの記事をご覧ください。
台灣鐵路(台湾鉄道)の時刻表検索・切符オンライン予約と運賃のクレジットカード支払い方法まとめ(時刻表検索編 2019年度版)
台灣鐵路(台湾鉄道)の時刻表検索・切符オンライン予約と運賃のクレジットカード支払い方法まとめ(予約・決済編 2019年度版)
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*2017年7月現在の時刻表検索、オンライン予約の方法はこちらの記事をご覧ください。また、その他の台灣鐵路(台湾鉄道)関連記事もこちらからご参照ください。
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■台灣鐵路(台湾鉄道)の時刻表検索・切符オンライン予約と運賃のクレジットカード支払い方法まとめ(予約・決済編 2017年7月現在)
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台灣鐵路(台湾鉄道)のWEBサイトにいく
まずは、台灣鐵路(台湾鉄道)のWEBページを表示して、表示されたページの、列車時刻查詢を選択します。
列車時刻查詢は、日本語で言うと、列車時刻検索です(まんまだな・・・)
最新ニュースの表示
次の画面で台灣鐵路(台湾鉄道)の最新ニュースが表示されます。
画像に掲載されている内容ですが、中秋節があるので旅客需要に応じて変更があるよーみたいな話らしいです。
詳細情報を見たら、9月25日から9月29日までの期間に列車の増発がされていました。
なお、自然災害、列車事故の影響で列車の運行に支障がある場合も、最新消息に情報が掲載されます。
今回は中秋節と無関係なので、×ボタンをそのまま押して最新消息を閉じます。
時刻表検索画面の表示
最新消息のウインドウが消えると、列車時刻検索画面が表示されます。
なお、現代日本人には馴染みの少ない繁体字、日本でも過去に使われていた旧字体と似ている漢字が表示されると、大抵の人は尻込みしますよね。
まあ、あまり考えないで検索していきましょう。
時刻表検索の開始
今回は、台北駅から彰化駅に行く列車時刻を表示したいので、薹北と彰化を画面右のラジオボタンから選択しました。
検索対象とする列車は、9月12日の0:00~23:59(全日)としてます。
画面左の選擇車種(日本漢字だと、選択車種)は、列車の車種(座席指定が有る列車、座席指定が無い列車)を選ぶものです。今回は全ての情報を検索結果として表示させたいので、所有車種(日本語だと、全ての車種)を選択しておきます。
なお、座席指定がある列車は、自強号、莒光号、復興号など、いわゆる特急、急行に相当するものが該当します。
また、座席指定が無い列車とは、区間車、区間快車、普快車のことを示します。いわゆる全駅に止まる列車、各駅停車・普通列車や快速列車に相当する列車のことです。
必要項目の選択が完了したら、画面右下の查詢ボタンを押します。
時刻表検索結果の確認
時刻表の検索結果が表示されました。9月12日全日の結果なので大量に表示されました。
全てを表示すると大変なことになるので、検索結果の一部を元に解説します。
車種:特急、急行などの車両種別を示します
車次:日本の列車で言う、~号、~便のことです。日本の新幹線で言えば、のぞみ20号とか言いますよね、あれです。
経由:これが一番わかりにくい情報かと思います。
台北駅から彰化駅までにある駅、竹南駅からは二つの経路が存在します。
竹南駅から彰化駅までの経路で、海側の路線を走る列車は海と記載されます。
山と記載されている列車は、山側を走る路線(通称:台中線)を通ります。
ここで書かれている経由とはそのことを示します。
例えば、竹南駅から彰化駅までの途中駅で一度は降りると言った場合は、ここの情報を確認しておかないと目的駅に降りることが出来なくなります。
發車站→終點站:みたまんまですね。発車駅と終点駅のことです。
薹北開車時間:当該列車の台北駅を発車する時間です。
彰化到達時間:当該列車が彰化駅に到着する時間です。
行駛時間:日本語で言うなら、列車が発車駅から到着駅に到着するまでの所要時間です。
備註:日本語で言う備考です。その列車が週に何日運行している、その列車が最終到達駅に到着する時には次の日になっているなどの情報が記載されています。
票價:これが一番わかりやすい。切符の値段です。この場合は、薹北駅から彰化駅までの料金ですね。
さて、上記の検索は乗り換えが存在しないものでした。
次に乗り換えが存在する検索をしてみようかと思います。
時刻表検索の開始(乗り換え有)
日本人観光客にも大人気、天燈上げで有名な十分に到着する列車時刻を検索してみましょう。
先ほどと違って、画面右のラジオボタンで其他(日本語で言うその他)を選択します。そうすると、左のドロップダウンボックスを選択できるようになりますので、
起程站(日本語で出発駅の意味)で、「臺北地區」、「臺北」 を選択。
到達站(日本語で到着駅の意味)で、「平溪/深澳線」、「十分」 を選択、
選擇車種で所有車種を選択してから、查詢ボタンを押します。
時刻表検索結果の確認(乗り換え有)
乗り換えがある場合の時刻表検索結果が表示されました。親切なもので、乗り換えする際の車種情報や、乗り換え先列車の乗車時間も表示されます。
乗り換えが存在する場合の表示結果は、乗り換えが存在しない場合の内容と少々異なるため、ここでも解説いたします。
方案:あまり意味のない数字です。検索結果の表示番号ですね。
起程車種:最初に乗る列車の車両種別を示します。
起程車次:最初に乗る列車の列車番号を示します。
起程發車《薹北》:最初に乗る列車、この場合であれば、台北駅の発車時間です。
到達《瑞芳》:最初に乗る列車が、十分へ向かう電車に乗り換えをする駅、瑞芳駅に到着する時間を示します。
訂票:対象列車の予約が可能な場合、こんな画像が表示されます。時刻表検索結果から直接座席予約をする場合は、この画像をクリックです。なお、時刻表検索の対象日時が当日の場合、画像は表示されません。ちなみにトイレじゃないよ、座席シートだよ。
轉乘發車《瑞芳》:乗り換えをする列車の発車時刻です。ご丁寧に瑞芳と書いてくれています。
到達《十分》:乗り換えをした列車が十分駅に到着する時間です。
こうしてみると、乗り換えに要する時間を考慮しない場合、台北駅→十分駅の所要時間が3時間くらいかかります。
注意しましょう。
轉乘車種:乗り換えする列車の車両種別を示します。ちなみに十分に向かう路線は、ほとんど単線の路線で特急、急行のような種別は運行していません。所要時間がかかるのは、主にこれが原因です。
轉乘車次:乗り換えする列車の列車番号を示します。
少々長くなりましたが、台湾鉄道の時刻表検索方法の理解は深まりましたでしょうか。
台湾旅行で台北以外を観光しようとすると、台湾鉄道の利用は避けられません。
検索の方法と結果の内容が理解できれば予定も立てやすいですし、印刷したものをそのまま駅窓口に持っていけば、中国語が話せなくても切符の購入が円滑にできます。
ぜひご活用くださいませ。
それでは!
コメント
6月中頃台湾へ4泊5日で鉄道の旅をしたいと考えていますがどの様な計画をしたら良いでしょうか。
また旅は少しゆったりしたいのでが時間は足らないのでしょうか。できれば具体的に教えていただけないでしょうか。お待ちします。
斉藤さんはじめまして、ぺちおです。
時間が足りるかどうかについては、下車する駅を
限定するのであれば十分、もしくはゆっくりとした旅行になるかと思います。
また、台湾は日本の九州程度の国土面積なので、一日で一周するのは可能です。
なお、列車を使った場合の距離感ですが、
台北から高雄までは、最速の速達列車(自強号)を使った場合の所要時間は4時間弱、
台北から花蓮までの場合も、所要時間は4時間弱です。
台湾高速鉄道を使う場合であれば、最速の速達列車であれば、台北-高雄間の所要時間は1時間半弱となっています。
そのため、下車駅を一等駅(ほぼ全ての列車が停車する)と呼ばれる駅に限定するのであれば、
移動時間を少なくしつつも、鉄道を利用した観光を楽しむことは可能かと思います。
なお、台湾の西側(台北-高雄)と東側(台北-台東)で列車の運行本数に差があります。
西側は、台北-高雄を直通で運行する列車は多いのですが、
東側は、花蓮で路線区分が分かれているため、台東から台北への直通列車本数は少なくなっています。
また、西側の都市に比べて、東側の都市開発は十分でなく、
鉄道以外の交通網は発達していないことから、観光地に移動するのは非常に時間がかかると、考えていただいた方が良いです。
西側であれば、高速鉄道を使って移動時間を短縮することも可能なので、
西側の都市を観光することを中心に計画を立てると、ゆったりとした旅行を楽しむことが出来るかと思います。
5日間のご旅行という事なので、
高鉄パスを使っても良いかもしれません。
こちらの切符であれば、下車回数が多い、移動距離が長い場合の旅行時は、乗車料金がかなりお得になります。
台湾高速鉄道を使う場合の注意ですが、
台湾鉄道と同じ駅名であっても、台湾鉄道の同名駅(街の中心部)からは大きく離れた
市街地に場所に駅があることが多いため、鉄道利用の時間が短縮できても
観光地までの移動時間がかかってしまって、思ったよりも移動時間の短縮が出来ない場合があります。
例えばですが、行きは台湾鉄道、帰りは台湾高速鉄道などで移動することで
全ての日程で、台北→高雄、台北→台南、台北→花蓮のような遠距離観光を移動時間を短縮しつつ、鉄道の旅を楽しめるかと思います。
あとは、どの辺を観光したいなどの情報をいただければ、お役に立てるかもしれません。